久利生公平の生き様こそキャリア教育が目指す大人!


最近メジャーな言葉になってきた“キャリア教育”。しかし意味を深く理解しているお母さんたちは少ないようです。そこで現在、文部科学省が推し進めているのが「HERO」とのタイアップ企画。「働く意味は、働く大人(ヒーロー)に学べばいい。」をコンセプトに、キャリア教育を促進しています。

 

「HERO」とは、2001年に大ヒットした木村拓哉さん主演の連続テレビドラマ。木村さんが演じる型破りな検事・久利生公平が自らの信念に基づいて、様々な困難を乗り越えていく姿が描かれていました。この曲がらない久利生の信念は、まさにキャリア教育で重要な“自分らしい生き方を実現するための力”に欠かせない概念です。働き方や生き方について考えを促す内容が、キャリア教育につながってタイアップしているよう。

 

キャリア教育の促進として、コンセプトを掲載したポスターを全国の高等学校に配布。さらにキャリア教育の趣旨と、指導内容の充実を目的としたパンフレットを作成しています。

 

また文部科学省の公式サイトには、「HERO」に出演していた濱田岳さん、杉本哲太さん、吉田羊さんのキャストインタビューを掲載。吉田さんからは、「わがままに、自分が何をやりたいかということを意識して人生のチョイスをしていったら楽しめるのではないのかな」というコメントも。それぞれがこれから進路を考えている高校生へエールを送っていました。

 

キャリア教育は学校と家庭の両方で推し進めていくもの。子どもの成長を見守りながら、将来の夢をサポートできるとベストですね。

 

文/長谷部ひとみ