教師も生徒も大変? 今話題の“ブラック部活”とは


ここ最近、SNS上などでは“ブラック部活”“ブラック部活顧問”というワードが話題に。この言葉は顧問にならざるを得なかったと嘆く教師や、部活動が厳しすぎて悲鳴を上げる生徒といった様々な立場から使われます。

 

ただでさえ忙しくて勤務時間の長い教職なので、その上部活の顧問まで担当したくないという先生は少なくありません。“働く人の権利”が重要視される現在、平日の放課後をはじめ時には土日まで出勤するのも大変ですよね。好きで顧問をしている人でなければ、単純に「サービス残業」だと感じてしまうのかも。

 

そして生徒側から見ても、盛んな部活動は良いことばかりではないようです。そもそも部活動の意義は、「学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意する」こと。逆に部活動が厳しすぎれば、勉学などがおろそかになってしまいます。

 

しかし部活動を通して様々なことを経験する人も多いはず。子どもたちの重要な学生生活を守るため、これからも文化庁やスポーツ庁では様々な議論を重ねてほしいですね。

 

文/牧野聡子