運動部並みに長時間活動している文化部も多い?
文化庁は当初、運動部とは異なる基準を検討していたそう。しかし2つの基準で学校側が混乱するのを避けるため、運動部のガイドラインに揃えました。
実は文化庁が実施した調査によると、吹奏楽部や合唱部、演劇部など一部の文化部では長時間の練習が行われています。世間で問題になるのは運動部の活動ばかりでしたが、文化部にも何かしら対策を講じなければならない実態が判明。しかし文化部の活動は、運動部と同じような基準で判断できません。そこで「文化部の活動は一律にはくくれない」ことを前提とし、多様な活動にも配慮する形でガイドライン案がまとめられたようです。
ネット上では、「これまで部活動に関する施策や調査は、基本的に運動部を想定してた。今回ようやく文化部にもスポットが当たったね」「運動部だと最悪の場合命にかかわるけど、だからといって文化部がないがしろにされてた気がする」「文科系だってコンクールや大会はあるからね。中には体力作りという名目で運動部みたいに走らされることもあるし」「部活の顧問って本当にボランティアみたいなもの。時間短縮は教員にとってもいいことのはず」などの声が続出。文化部に目を向けた今回の対応には、賛成する声も少なくありません。
また一方では、「体育会系の文化部にとっては、時間が短縮された分“しごき”がキツくなるだけの予感」「本当に教員や生徒の負担になっているなら、そもそも部活動自体を廃止すべき」「練習時間の縛りが極端すぎる。ちゃんと現場の意見を反映させた案とは思えない」といった声も見られました。