ただ一つの離婚のネック「両親」への訴え(卯月さん/27/派遣社員)

 

福岡出身の私と東京で暮らす夫が出会ったのは、旦那の福岡出張でのこと。ひょんなことから知り合って盛り上がった私たちは、1年もしないうちにスピード結婚をしました。結婚後は東京で暮らし始めたのですが、私にとっては知り合いがまったくいない土地での生活。夫は相変わらず出張がちで、新婚生活は不安でいっぱいでした。 やがて子どもを授かりましたが、慣れない土地で仕事をしながらの初めての子育ては負担が大きく、激やせしてしまったんです。休日くらいは「一緒にいてほしい、手伝って欲しい」と思いましたが、仲間とゴルフや釣りに出かけてしまって私や子どもを心配する様子もなく…愛情が薄い人だということが身にしみてわかり、離婚を決意しました。 でも私の実家の両親はとても厳格で、離婚を許してくれるはずがありません。そこで一計を案じた私は、「実家に遊びに行って来る」と言って、子どもを連れて福岡へ…実はその前日に、自分で身体をあちこちにぶつけてあざを作っておいたんです。

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そして両親に「彼はDV夫だった」と泣きながら訴えたんです。両親は私の言葉を信じ、離婚を認めてくれました。親だけがネックだったので、これでひと安心。実家の近くに引っ越して、新たな人生を歩んでいくつもりです。