ikiai_hon_chirashi
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 

ほんの一瞬だけでも、分かり合えたら。

 

不器用な男女の心の叫びを描いたエモーショナルなラブストーリーが届きました。『ブラックペアン』で一躍注目を浴び、女優として目覚ましい活躍の趣里が主人公・寧子を、コメディからシリアスまで確かな演技力で魅了する、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した実力派・菅田将暉が寧子と同棲中の恋人・津奈木を演じています。

 

映画『生きてるだけで、愛。』あらすじ


芥川賞作家・本谷有希子の同名小説が原作

 

映画『生きてるだけで、愛。』メインビジュアル
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 

原作は本谷有希子による同名小説。主人公の寧子は、鬱による過眠症が原因で引きこもり状態。彼女には3年同棲している出版社でゴシップ記事を執筆している彼氏・津奈木がいます。ふたりの出会いは、とある飲み会。どこにでもいそうな普通のカップルのようですが、お互いに少々不器用というか、人間関係がうまくいかないタイプなのです。

 

映画『生きてるだけで、愛。』場面カット
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 

寧子はメンタルに問題があり、鬱状態。その鬱が原因で過眠症にもなっています。家の中には敷きっぱなしの布団があり、そこでゴロゴロと1日を過ごし、家事もままならない状態。外でバイトなんて続くはずがありません。外の世界との繋がりといえば、姉とのメールや電話だけ。そんな彼女と同棲している津奈木は、一見穏やかそうに見えますが、どこか諦めの雰囲気も漂わせています。

 

映画『生きてるだけで、愛。』場面カット
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会

 

出版社に入ったのは、文学に夢を抱いていたから。しかし、現実は週刊誌のゴシップ記事の執筆に追われる毎日を過ごしています。仕事にやりがいを感じることもなければ、職場での人間関係もうまくいきません。そんな状況でも会社に通い、寧子にお弁当を買って帰るという日々を送っています。