穴の開いた洋服やボロボロの靴など、捨てられずにいる物はありませんか? 例えば誰かからのプレゼントや思い出の品だった場合、できることならもう一度使いたいですよね。そこで今回は、壊れた“お気に入り”を蘇らせる職人たちの世界を紹介していきましょう。

 

“直しの達人”が魅せる驚きの技術!


今年の10月に放送された『なないろ日和!』(テレビ東京系)には様々な“直しの達人”が大集合。匠の技を使い、洋服や靴を鮮やかに修復していく様子が披露されました。

 

最初に登場したのは、会員制の修理サロン「レッドカーペット」の社長・藏重優美さん。渋谷にある藏重さんのお店では、靴底のすり減ったヒールの修復を見せてもらいます。つま先が限界まで削れている革のソールを修復するため、まずは部分的に革を追加。表面を同じ厚みに戻し、上からラバーを貼っていきます。

 

ラバーを貼る前の下準備では、表面を手作業で丁寧にカット。完成後の履き心地に大きく関わってくるポイントで、プロならではの“ワザ”が光ります。最後に藏重社長が自ら磨き上げ、まるで新品のような美しさに。