口を開けばイヤミを言い、顔を合わせれば口出ししてくる厄介な姑…我慢の末に「もう、おつき合いは無理!」と判断したママたち。とはいえ結婚している以上、関わらないわけにはいきません。遠ざけすぎず怒らせず、かといって決してテリトリーには踏み込ませない、ママたちの〝達人ワザ〟をご紹介します。

 

自分の息子に小言は言えない(藤乃さん/29/医療事務)

 

姑とは最初からまったく気が合いませんでした。結婚前にあいさつに行ったときにも、根ほり葉ほりと聞かれたあとは、ずっと自分の自慢話。うなずきすぎて、帰るときには首が痛かったのを覚えています(笑)。「こんなに我の強い人が、世の中にいるんだ!」とかなりの衝撃を受け、正直「これから大変だな」と思いました。

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結婚してからは、姑はなにかにつけて私たちの家にやってきて、育児や家事に口出しするようになりました。専業主婦で息子2人を育て上げたという自信があり、「自分のやり方が全て正しい」と信じて疑わないのです。 先日娘が1歳になり、保育園に入れることについても「そんなに小さいうちから保育園に入れるなんてかわいそう…」と言い出す始末。これにはさすがに困ってしまいました。しかし口が達者な姑に反論しても、勝てるわけはありません。とはいえ、このままではエスカレートする一方…。 そこで、思いきって旦那に相談してみました。実の母親を悪く言うのは気がひけましたが、状況を伝えると、「ごめんね。うちの母親が迷惑をかけちゃって。これからは俺に話してもらうようにするよ」と意外な言葉が。旦那には小言を言いにくいのか、姑はそれからすっかりおとなしくなり、少し距離を取れるように。夫が〝緩衝材〟になってくれたのは大正解でした。