おいしい料理を作るためには、料理の腕前はもちろん道具にもこだわりたいところ。特に包丁は使用する機会が多く、切れ味ひとつで味にも影響があると言われています。外国人をも魅力する包丁の世界について、詳しくみていきましょう。

 

切れ味のいい包丁を使うメリットとは?


10月16日放送の『マツコの知らない世界』(TBS系)では、“包丁の世界”を特集。デンマーク育ちのカナダ人であるビヨン・ハイバーグさんが、包丁の奥深さを紹介してくれました。現在、包丁が人気を集めている背景には世界的な和食ブームがあるそう。外国人観光客の人気のお土産になっていて、包丁の輸出額はここ10年間で84億円を突破しました。

 

ビヨン・ハイバーグさんは「切れ味のいい包丁は料理をおいしくする」と明言します。特に和食は素材を活かす料理のため、断面のなめらかさがポイント。スパッと切ると空気に触れる面積が少なくなり、酸化を遅らせることができます。「切れ味」という言葉は、“切れ具合”と“味”の関係性から生まれた言葉だとか。

 

ステーキのような肉料理でも、カットに使う包丁選びは重要です。綺麗な断面であれば、フライパンと肉が隙間なく密着。均一に火が通ると共に、表面が全体的に焼けて肉汁を閉じこめやすくなります。