想像力豊かであることは、楽しくもあり時に苦しいこともあります。人に話しても理解してもらえることが少ないからです。
『バーバラと心の巨人』の主人公もその一人。自分を“巨人から街を守る戦士”と思い込み、巨人を撃破すべくさまざまな作戦を練っているのですが、それは実に孤独な戦いです。
映画『バーバラと心の巨人』あらすじ
目指すは巨人撃破!バーバラの孤独な戦いに理解者現る?!
マディソン・ウルフ演じるバーバラは、いつもうさ耳をつけ、自分の殻に閉じこもり、周囲から孤立するちょっと風変わりな女の子。周囲が自分をどう見ていようと、当のバーバラは気にしていません。なぜなら、バーバラにはある使命があるからです。それは、バーバラたちが住む村にやがて襲来する巨人を倒すこと。バーバラはいたって真剣なのですが、姉も学校の友だちも「バーバラの妄想」だと思っています。
そんなバーバラが出会ったのがイギリスからの転校生ソフィア(シドニー・ウェイド)です。ソフィアはバーバラの家庭の事情を知り、巨人の話はバーバラの幻想なのでは? と思い始めます。バーバラにもそのことを伝えるのですが、巨人打倒! を目指して進んできたバーバラにその声は届きません。それどころか、バーバラの妄想はどんどんエスカレートし、いよいよ決戦の時がやってくるのです…。