|自分たちに何かあった時が心配

Rさん(32歳・0歳のママ)は、夫の両親は早くに亡くなり、自分の母親は同じ県内に住んでいますが、結婚以来ほとんど交流がないそうです。 「私は母にはほとんどネグレクトのように育てられました。子どもが生まれたので、顔を見せに行き、交流すべきだとは思うのですが、連絡しようとすると子ども時代の記憶が甦り、どうしても電話することができません。ただ、自分たちが事故や病気などで急死したら、子どもは身寄りがなくなってしまいます。最低限のつながりを持っておくべきなのでしょうか?」

 

たしかに、幼くして両親を亡くした人の中には、学生時代・就職・引っ越しなどの各手続きで保証人欄に記入できる血縁関係者がいなくて困った経験を持つ人もいるので、Rさんの心配も分かります。

 

|プレゼントの問題

Uさん(29歳・3歳と1歳のママ)は、どちらの両親とも、金銭トラブルから現在絶縁状態です。 「保育園のママ友と話していると、お年玉や、クリスマス・誕生日には両方の祖父母からプレゼントが届く…という話題も出て、内心うらやましいと思うこともあります。よそはよそ、うちはうちと割り切っているつもりですが、子どもが大きくなってくると友達同士でも話題が出るでしょうし、少しかわいそうかなと思います」

 

|園の行事や学校の宿題

「子どもの学校で、“戦争の体験談”“昔遊び”などを祖父母に聞いてくるという宿題が出ることがあります。祖父母が遠方に住んでいて聞けない子もいると思いますが、うちはそもそも祖父母が離婚・他界していて誰にも聞けず、困りました」(Hさん・38歳・6年生と3年生のママ)

 

「保育園で敬老の日に祖父母参観があり、うちはどちらの祖父母もいないため、私が参加したのですが、おじいちゃん・おばあちゃんが来ていない子はうちともう1人だけでした。祖父母と孫でお遊戯や工作をする時間もあって、うちの子は平気そうにしていましたが、やっぱり内心淋しいかな…と思ってしまいました」(Sさん・29歳・7歳と5歳と2歳のママ)

 

そのほか、園では敬老の日に向けて絵・お手紙などを用意することもあり、「おじいちゃん・おばあちゃんの顔を描きましょう」と言われて少し困った、という声も。