普段の食器洗いで何が不満・負担に感じる?
主婦たちの大きな負担となっている“洗い物”。パナソニック株式会社の「食器洗いに費やす時間とその価値」に関する調査結果によると、食器洗いの価値は「年間約146万円」に相当するそうです。
まず20代~50代の女性に向けて、「食器洗いから解放されるとしたら、1回あたりどのくらいの金額を支払いたいですか?」と質問。すると平均“2005.4円”という数字が換算されました。続いて「食器洗いの頻度」について尋ねてみたところ、約9割以上が「1日に2回以上」と回答。「1日に1回程度」と答えた人は、10%にも満たない結果になりました。
以上の結果から「2005.4円×1日2回×365日」と計算すると、食器洗いには年間約146万円分の価値があることが分かります。では146万円を払ってでも逃れたい“食器洗い”は、一体世の主婦たちにどのような負担を感じさせているのでしょうか。
同調査では「普段の食器洗いで不満・負担に感じるポイント」についてもヒアリングを実施。不満・負担に感じるポイント第1位には、全体の87.1%を占めた「面倒に感じる」がランクインしました。実際に「家族5人分の洗い物がとても憂鬱で、仕事がある平日は疲れて翌朝に回してしまう」と不満をこぼすコメントも。
続いて第2位は「時間がとられる(80.0%)」、第3位は「洗う量が多いと憂鬱になる(75.7%)」、第4位には「手が荒れてしまう(60.0%)」が選ばれました。半数を下回るものの、他にも「つい後回しにしてしまい、洗い物が溜まる」「ストレスに感じる」「汚れがキレイに落ち切らない」「水道代が無駄にかかってしまう」などが上がっています。
家庭によって、主婦を悩ませる“洗い物事情”は様々なようですね。
文/内田裕子