共働き世帯はいつから多くなってきた?


厚生労働省のデータによると、現在は専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が圧倒的に多いようです。共働き世帯は1990年頃から増え始め、1998年頃では専業主婦世帯と同じくらいの数に。そして2000年頃から専業主婦世帯は減少の一途を辿っています。

 

デフレ社会が長く続き、不景気というイメージが根づいてしまった日本では、将来に不安を感じている人がほとんど。そんな中で共働き世帯は、「収入源が2つある」という安心感もあります。働くことのメリットを感じているお母さんからは、「家事がある程度適当でも言い訳できるし、子育ての気分転換にもなる」といった意見が見られました。

 

しかし共働きをするためには、両親からの援護や信頼できる保育園などの存在も不可欠。専業主婦と共働きのどちらが正しいという話でもないため、難しい問題なのかもしれません。

 

文/内田裕子