子どもの好き嫌いはなぜ起こる?


ピーマンに限らず、苦いものや辛いものは子どもが好き嫌いしやすい食べ物です。しかし大人になると、自然と克服できるケースが多いですよね。なぜ子どものころには、好き嫌いがはっきり分かれるのでしょうか。

 

3月16日に放送された『報道ランナー』(関西テレビ系)には、大阪大学大学院の八十島安伸教授が登場。好き嫌いが生まれるメカニズムを教えてくれました。八十島教授いわく、味は甘味、塩味、酸味、苦み、うま味の5つに分類されます。その中でも甘味はエネルギー、塩味はミネラル、うま味はタンパク質が含まれていると認識されるため、本能的に人間が好む味なんだとか。一方で酸味は“腐敗”、苦みは“毒物”のサインになるため、小さい子どもは嫌がるケースが多いそうです。

 

そこで八十島教授は、食べ物の嫌な特徴を打ち消す食べ方をご紹介。子どもが嫌いな食べ物の上位にランクインしているトマトは、パイナップルと食べると相性バツグンです。香りや食感が強いトマトに、甘みと酸味をプラスすることで食べやすくなるそう。さらにピーマンはクリームチーズと合わせると苦みが軽減しますよ。

 

もし子どもの好き嫌いで困っていたら、一度試してみてはいかが?

 

文/河井奈津