子どもが苦手な食べ物で、毎回上位にランクインしてくるピーマン。特有の苦さと歯ごたえが子どもには“まずい”という印象になってしまうようです。しかし現在、子どもが好んで食べるピーマンが一世を風靡しているようで…?

 

“嫌われ者”のピーマンがヒーローに大躍進!?


10月10日に放送された『ガッテン!』(NHK)では、新感覚のピーマンを特集しました。

 

現在、福岡で大流行している新感覚ピーマンは、その名も“パリパリピーマン”です。福岡の居酒屋店主が、ピーマンを誤って丸2日間氷水につけておいたことで誕生した偶然の産物。苦みを感じにくく、フレッシュな味わいを楽しめることが最大の特徴です。もし家庭で作る場合は、ボウルに水と氷を入れて冷蔵庫のチルド室で2日間寝かせるとGOOD。VTR内でパリパリピーマンを食べた人からは、「これ本当にピーマンなのかな」「遺伝子変異とか?」といった驚きの声が上がっています。

 

福岡市民を虜にするパリパリピーマンは、普通のピーマンと何が違うのでしょうか。それは、ピーマンが先代から受け継いでいる「巨大細胞」が要因です。ピーマンの内側の部分には「巨大細胞」がぎっしり。どのピーマンにも存在するもので、中にたっぷりと水分を含んでいます。パリパリピーマンはこの巨大細胞の中に水分が貯蓄されることで、苦み成分が押し流されて苦みを感じにくくなっているよう。実際にスタジオでパリパリピーマンを試食した指原莉乃さんは、「美味しい!」「めちゃめちゃ瑞々しくないですか?」と大興奮の様子でした。