不安はズバリ、お金のことです(綾さん/29/事務職)

 

旦那は現場の仕事で、収入が少ない月もしばしば。生活費の柱は私の収入でした。家計は赤字続きだったのが現実。旦那の給料の一部を生活費に充て、残ったお金は子どもの教育資金に貯蓄する…という流れでした。

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「離婚したい」と思ったときにいちばん悩んだのは、その時点での「貯蓄のなさ」。つまり、今後の生活費と子どもの教育資金です。それまでは旦那の収入を足してなんとか回せていたものの、なくなるとなるとどこを削るのか…考えあぐねていました。 それでも旦那のことがイヤで仕方なかった私は、結局その状態のまま離婚して、子どもとふたりの生活を始めたんです。ところが思いのほか、旦那がいなくなることで出費が減ったことと、母子手当もあったことで想像以上の余裕ができたんです。 残ったお金を貯蓄する「後取り」もやめて、給料の一部を教育資金として「先取り」にすると、いままで以上のペースで貯蓄もできています。当時はお金のことばかり心配していましたが、私の場合は実際離婚してみると、意外ですが幸い「そんなに悩まなくてもよかったかな?」という感じです。