「離婚する」ということは、自分や家族、子どもにとっても人生の一大事。簡単に決断することではないということは、もちろん世の妻たちもよーくわかっています。とはいえ、それを押しても「離婚する」という決断をした妻たち、彼女たちの心を決めさせたものはなんだったのでしょうか?
お前が正社員だから就職できない(優里さん/28歳/保険営業)
うちの旦那は子どもが生まれてすぐに、会社都合で仕事をクビになりました。そのとき私は専業主婦でしたが、「私がしっかりしなければ」と思い「とりあえずアルバイトでもいいから頑張っていこう。応援するし、できるだけサポートもするから。土日働けるっていうほうがアルバイトは雇ってもらいやすいよ!」と励ましていたのが懐かしいです。
会社都合のため失業手当はすぐ出ましたが、いつまで経っても働く気配はなし。受給期間の半年間に、私が知る限り3社の面接にしか行っていません。5か月が経ち「今月から働かないと収入が途絶える」…というときに知り合いから誘われ、私が就職することに。旦那は私の就職が決まってから1か月ほどして、アルバイトが決まりました。 最初は旦那のほうが収入が多かったのですが、ほどなくして私の方が旦那より収入が多くなりました。それでも家事や育児の負担は変わらず「どうして私だけがここまで…」と鬱々としてしまうことも。旦那にそれをぶつけても、結局家事を手伝うこともなく、育児を手伝うこともなく、ずっとスマホをいじってばかり。 積み重なったいや気が爆発してたのは「子どもがいると身動きが取りにくいから、お前が正社員だと俺が就職できない」という言葉。この人はなにもする気がないし、全部人のせいにするんだ…と思い、離婚を決意しました。