本格的な時代劇にお目にかかる機会がめっきり減っている中で、“これぞ観るべき時代劇!”が誕生しました。
木村大作監督、岡田准一主演、共演に西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子といった豪華俳優陣による美しい愛の物語をご紹介します。
映画『散り椿』
亡き妻の遺言は…
岡田准一演じる主人公の瓜生新兵衛の妻・篠(麻生久美子)は病を患っています。身を寄せている地蔵院の庭先に咲く“散り椿”を眺めては、故郷・扇野藩に思いを馳せる毎日。いつかまた故郷の散り椿を見たいと願うものの、帰らぬ人となってしまいます。
新兵衛に篠が残した遺言は、西島秀俊演じる榊原采女を助けること。榊原采女は、新兵衛の親友で妻・篠に想いを寄せていた人物であり、新兵衛が故郷を離れる理由にもなった因縁の仲でもあります。愛する妻との約束を守るため、そして、不祥事の真相を突き止めるため、新兵衛は再び故郷に戻ることに。散り椿が美しく咲く季節に、榊原采女と刀を交した新兵衛が知った妻の想いとは…。