人が考え事をする時に上を見てしまう仕草は、「情報をシャットアウトするために行う」とされています。金沢工業大学の伊丸岡俊秀教授いわく、人間は目から多くの情報を取得しているため“何もない上を見て、余計な情報を遮断”。例えば会議中は、目の前にいる人の表情すら脳が情報として処理するので上を見がちになるのだとか。
そこで番組は、“天井にポスターを貼って問題を出した場合、どこを見るのか”という実験を敢行。被験者は最初チラッと天井を見たものの、すぐに目線は壁など“より情報が少ない場所”に向けられていました。
また目線については、心理学的に“過去のことを考える時は左上”、“未来のことを考える時は右上”を見るという説もあるそうです。
これらの豆知識が紹介されると視聴者からは、「言われてみればなるほど! 思い返してみるとたしかに天井付近を見てるかも」「今日ちょうど職場でそんな話をしてたのですごく驚いた。放送後に話せれば自慢できたのに…!」「人と難しい話をする時に、相手の顔から目線を外すのはそういうことか。人の表情は情報量が多いもんね」「私は考える時に目をつむってた。それも情報を遮断するためだったのかも」といった驚きの声が上がっています。
ちなみに、「真っ黒なのに点々をつけると透明になるものなーんだ?」という問題の答えは“カラス”でした。