「おいしいごはん」と「いとしいセックス」がテーマの“おいしい映画”が到着しました! 腹が減っては戦ができぬとはよく言ったもので、お腹が満たされなければ、エネルギーも湧きません。エネルギーがわかなかったら、素敵な恋もできません。
映画『食べる女』に登場するのは、都会に生きる女たち。心のどこかに悩みや孤独を抱えながらも、たくましく生きています。ちょっと弱っている時には、そっと背中を押してくれる人、優しく包み込んでくれる場所が必要ですよね。本作で登場するトン子さんの家は、まさにそんな場所なのです。
映画『食べる女』
女たちが集まる場所:トン子の家
小泉今日子演じるトン子は文筆家のかたわら、小さな古書店を経営しています。古書店で扱う本は“食”にまつわるものばかり。トン子さんはおいしいものが大好きなのです。
トン子さんが暮らす古い一軒家には、おいしい料理を求めて仲良しの女性たちが集まります。鈴木京香演じる美冬はごはん屋さんを営む女将で、おいしいゴハンと若い男が大好物。沢尻エリカ演じる編集者のドドは、「男なんて必要ない! 自分の力で生きていく」とマンションを購入した仕事に生きる女性。前田敦子演じる多美子はテレビ局のAP(アシスタントプロデューサー)は、至れり尽くせりの彼氏がいながら、恋愛に満足していないアラサーです。みんなそれぞれの恋愛観、人生観を持っています。