第二の人生だと思って、生まれ変わった気持ちで過ごす(美穂子さん / 43 / 製造業)

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私たちの世代にしては結婚が早く、子どもも早く授かりました。子どもが小学2年生のときに離婚してシングルマザーになり、いまではその子が大学1年生です。 再婚したのはわりと最近のことで、それまでは恋愛するほどの気持ちの余裕もなかったし、子どものことと、生活を守ることで精一杯。何度も「働き手がもう1人いたら」と思うことはありました。働き手を増やすための再婚は考えられず、気持ちが合う人がいればいいな、ぐらいにしか考えていませんでした。 そんな感じだったので、なかなか恋愛や婚活に踏み切ることはできなかったですね。新しい父親探しをしたかったわけでもなく、私の心の支えがほしいと思っていたわけでもなかったので、そんなに急いでいなかった、というのもあるかもしれません。 子どもが高校生になり、家を出て寮生活をするようになると、突然訪れた自由な時間に戸惑いながらも、「私の第二の人生がやってきたんだ」と思うとワクワクしました。たまに帰ってくる子どもと会うのも話すのもうれしいですし、自分の時間がようやく持てたのも幸せでした。 そんななか趣味で始めたウォーキングの会で、いまの旦那と知り合いました。お互いが結婚を意識しだしたころ、子どもに再婚を考えていることを伝えました。すると「俺がいなくて寂しいんだろ。お母さんの好きなようにしたらいいと思う」と全面的に後押しくれて。それから子どもと新しい主人と、第二の人生を送っています。