家がなかなか片づかないという人は多いかもしれませんが、ゴミが外まで溢れる事態になれば大問題。近隣の人に迷惑がかかるだけでなく、行政まで巻き込んでしまいます。近頃は一軒家だけでなくマンションでも“ゴミ屋敷”問題が増加しているそう。

 

増加傾向を辿る“ゴミマンション”とは?


今年8月に放送された『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、ゴミ屋敷の特殊清掃専門会社社長・佐々木久史さんを取材。番組の中で佐々木さんは、依頼件数の90%はマンションやアパート、団地などの集合住宅であると明かしていました。

 

なぜ現在、集合住宅のゴミ屋敷が増加しているのでしょうか。その理由には、外から見えないことで部屋のゴミ状況が表面化しづらいという実態があるようす。また集合住宅だと1人暮らしの場合も多いので、周囲に注意する人がいないのも原因の1つに。

 

ゴミ屋敷にする人の特徴には、「仕事が忙しくて長時間家を空ける人」「“いつか使うかも”と物を捨てられない人」といった例が挙げられます。さらにキャスターの木村太郎さんは、「粗大ごみを捨てるのにお金がかかる。それで家の中にため込んじゃう人がいる」と指摘していました。

 

もしも近くにゴミ屋敷があるという人は、家の主とは注意して付き合わなければなりません。例えば個人的に「そのゴミを片づけてくれ!」と伝えた場合、嫌がらせや新たなトラブルを誘発してしまう可能性も。自分ではゴミだと思っていない人もいるので、非常にデリケートな対応が求められます。やはり一番の解決策は、管理会社や大家さんに相談すること。管理者側から直接注意してもらえば、無用のトラブルは避けられそうですね。