『こんな姿見られたら、普通はお嫁に行けない(恥)!メスのヤブイヌは逆立ちして○○!?』
「パパも家では座っておしっこして!」なんて言っているママには考えられないトイレ事情がヤブイヌの世界にはあります。それは、進化の結果、あろうことかメスが逆立ちしておしっこをするようになったというのです。 野生のヤブイヌは熱帯雨林に住んでいますが、縄張りを主張するため、今泉先生のインタビューでも話に出た「マーキング」をします。この時、できるだけ高い位置におしっこをかけることで、体が大きい奴だと思わせることができ、匂いも良く飛ぶし、縄張り争いで有利になるのです。 どうやったらより高いところにかけられるかと試行錯誤した結果行き着いたのが「逆立ちでおしっこ」というわけです。今ではメスはみんな逆立ちでするのであまり意味はない気がしますが、それでも高いところにかけないと「元気がない」と思われるので、やらざるを得ないのだそうです。それにしても、おしっこが体や顔にかかったりしないのでしょうか・・・。 ちなみにオスは普通の犬と同じように片足だけあげてするので、おしっこをする姿を見ればオスかメスかすぐに判別できますね。動物園で確かめてみてください。
取材・文/田川志乃 イラスト/クリハラタカシ