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ゴリラは見かけによらずナイーブ!?雑食動物の面白い観察法

ライフスタイル

2018.07.17

2019.11.29

これまで動物園の歩き方や動物特有の行動についてお伝えしました。ここからは実際に動物園に行って動物を見る時、どんなところに着目したらいいか、動物ごとにそのポイントをご紹介します。これを知っているだけで動物の見方が変わり、動物園を何倍も楽しめるはずです。

 

動物たちの、進化したはずがなぜかざんねんな感じになっているところや、イメージとちょっと違って笑っちゃうところなど、親子で楽しみながら観察してみてください!

 

  

動物の面白い観察法
〜雑食動物編〜


肉も野菜も何でも食べる雑食動物。私たち人間ももちろん雑食動物です。人間に近いサルやゴリラ、人気者のパンダなど、私たちにとっても身近な存在ですが、知っているようで知らない意外な特徴があるんです。

 

『パンダの健気な進化?第6の指が出てきた!』

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昨年6月、上野動物園でシャンシャンが誕生したことで話題にもなりましたが、パンダは多くの人を魅了し続ける、大人気の動物です。笹を一生懸命食べている姿がなんとも健気でかわいいですよね。

今泉先生のインタビュー記事でもお伝えしたように、パンダは肉が大好きなのに自力で捕ることができないので(笑)、笹を食べるようになったと考えられています。そのため、竹を持つために手の構造が進化したのです。

もともとパンダは5本指ですが、5本は別々には動かないのでそれだけでは竹をうまく掴めません。そこで人間の親指の位置に「種子骨」という骨が出っ張ってきて、親指みたいな働きをするようになったのです。つまり「第6の指」ができたというわけです。パンダを見るときは双眼鏡で手をよく見てみてください!

でもあんなに一生懸命食べているのに、笹の葉には残念ながらほとんど栄養がありません。そこでたくさん食べるために、噛んでいる間にまた次の笹を食べるというように効率よく栄養をとろうと頑張っているのです。

ゴリラは見かけによらずナイーブ!?ストレスで下痢気味なの…』

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ゴリラは胸をウホウホって豪快に叩いて強そうなイメージがありますが、実はとっても繊細な動物なんです。

ゴリラは知能が高いため、「争ってケガでもしたら大変!」なんて考えて、多少の怒りは我慢してしまいます。そのため強いストレスを感じて急に下痢をしたり、脇の下が臭くなったりするのだそうです。下痢しちゃうなんて、かわいそうですよね。

また、目をじーっと見られるのも苦手。じーっと見てると敵意だと誤解して物を投げてくることがあります。時にはウンコを投げたり水を引っ掛けたりするので、ゴリラを観察する時はどうか目を見つめないようにお願いします!横目で見ていて、ゴリラが向こうを向いたら見る、というようにすればいいですよ!

できるだけゴリラにストレスをかけないよう、お子さんにも「ゴリラのために視線をずらそうね」って話してあげてください。

『え、洗わないの?洗わないけどアライグマです』

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アライグマの名前の由来をご存じですか?「アライグマ」は前足を使って水辺で食べ物を洗うような仕草をすることから名付けられました。綺麗好きなのね、なんて思っていたらとんだ勘違い。実際は食べ物を綺麗にしようと洗っているわけではなかったのです。

アライグマは目があまり良くないため獲物がよく見えません。そのため、水の中に前足を入れて石の下などを手探りで探します。この仕草が洗っているように見える、というだけなのでした。

しかし、動物園のアライグマの中には食べ物を本当に洗うものがいます。なぜ洗っているかは不明らしいのですが、有力説としては「ヒマでやることがないから」だそうです。

何かヒマつぶしになるような「環境エンリッチメント」を考えてあげるとアライグマが喜ぶかもしれません。これ、お子さんの夏休みの自由研究にいかがでしょう?

『イケメンじゃなくてもモテる!ニホンザルのモテポイントはなんとおしり!』

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真っ赤な顔で温泉に入る姿がなんともかわいらしいニホンザル。どこか人間っぽくて、親近感を覚えます。

そんなニホンザルのモテポイントは、顔やおしりがどれだけ赤いか、ということ。そもそもニホンザルの顔やおしりがなぜ赤いかというと、皮膚の表面近くに細い血管がはりめぐらされていて、血の色が透けて見えているからなのです。その色が赤ければ赤いほど血流が良く元気と見なされ、モテるのです。子孫繁栄を第一に考える動物ならではですね。

ニホンザルを見るときは、おしりに注目です!

ちなみに、サルには色が見えているからこそモテポイントとして“いかに赤いか”が重視されますが、ほとんどの動物はモノクロでしか世界が見えていません。人間以外で色が見える動物は、サルやゴリラ、リスくらいなのだそうです。

『どんだけ笑いたいの!?自分で自分をくすぐって笑うチンパンジー』

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突然ですが、あなたは笑っている時「人間でよかったー」って思いますか?ほとんどの人はそんなこと考えたこともないと思いますが、多くの動物は「笑う」ことはしません。でも笑うのは人間だけでもないのです。

チンパンジーは、例えば赤ちゃんチンパンジーが母親に高い高いをしてもらったり、追いかけっこをして遊んだりしている時などによく笑います。それだけでは笑い足りないのか、たまに自分で自分をくすぐって笑うこともあります。自分でこちょこちょして笑っているチンパンジーの姿を想像するだけでも面白いですよね。

さすがに人間の大人が自分で自分をくすぐって笑っていたら「あの人、大丈夫?」なんて変に思われちゃいそうですが、笑う門には福来たる!チンパンジーが笑うのを見て一緒に笑いましょう!

取材・文/田川志乃 イラスト/クリハラタカシ

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