『衝撃!ホッキョクグマって真っ黒なの!?』
世の女性たちは美白に力を入れています。それだけ“白”というのは魅力的な色。ホッキョクググマの人気もそんな白さからきているのかもしれません。しかし、「ホッキョクググマはお肌もきっと白くて綺麗なんだろうな〜」なんて思ったら大間違いです。実はお肌は真っ黒なのです。 そもそも白く見えている毛も実は白ではなく、透明なんです。白く見えるのは光が散乱しているから。太陽光線はその透明な毛を通って皮膚に当たるのですが、野生のホッキョクググマの住みかは寒〜い北極圏。肌が黒いと太陽からの熱をいっぱい吸収できてあったかいんです。肌を包み込む毛は1本1本空洞になっているので、あったかい空気をためこみ、布団のように熱が逃げるのを防いでくれているというわけです。 以前、名古屋の動物園で“緑グマ”が出現したことがあるそうです。毛が緑になった原因は毛の穴に苔の胞子が入り込み、その中で増殖してしまったから。毛は年に1回、夏が終わると生え変わるのでまた元のシロクマに戻るのですが、もしかしたら今年の夏、緑グマが見られるかもしれません。「緑グマいるかなぁ」と行く前にお子さんに話してみると、動物園に行く日がもっと楽しみになるかも。ホッキョクグマを見る時は、色に注目!ですね。