【災害時にあわてないための普段からの心がけ】


日常生活の中で実践できる小さな心がけが家族の命を救い、避難生活を支えてくれます。続けやすい防災なので、今すぐトライして。

 

携帯・スマホのバッテリーは必須

災害時、電話で連絡がとれないときに、SNSやインターネットで安否確認ができたり、さまざまな情報を得ることができます。SNSを通してSOS発信をし、救助や支援物資の要請をして助かった例も多数あります。電池式バッテリーをスマホ1台にひとつずつ、車にはシガーソケット充電池の準備をしておくと安心です。

 

カセットコンロでご飯を炊けるようにしておく

保存できる米は最強の非常食です。ただし、炊飯器が使えないので、土鍋や鍋でカセットコンロを利用して炊くことになります。平時に、カセットコンロで米を炊けるように試してみてください。非常時には無洗米でなくとも、洗わずに炊飯しても大丈夫。水も節約しましょう。 ①土鍋や鍋に白米2~3合と、人差し指の第一関節ぐらいまでの水を入れ、30分ほど浸しておく。

炊く1

②①にふたをし、強火にかける。沸騰したら弱火にして15分煮る。火を止めて15分蒸らしたらできあがり。

炊く2

 

家の中をシンプルにしておく

家具は倒れ、家電は吹っ飛び、食器や雑貨類は散乱して…。これだと、室内が危険なばかりか、自宅避難のスタートをすぐに切れない状態に。必要なものを見極め、普段からスッキリした部屋にしておくことが、究極の防災になるのです。

防災

 

子どもの服に名前を書いておく

自分の名前を言える小学生はいいけれど、特に未就学児の場合は、万が一はぐれてしまったときのために、洋服に名前を書いておくように。親の連絡先を書き入れたタグをカバンなどにつけておくのも手です。子どもが遊びに出かけたりする際、行き先やルートの確認もお忘れなく。

 

ひとつ多めのストックを意識して

日常食を大量にストックしても、場所はとるし、賞味期限はあるし、災害時に子どもが食べなかった…ではムダになってしまいます。水や食料はもちろん、赤ちゃんのミルクやオムツ、大人用の生理用品まで、ひとつ多めのストックを意識して、消費しながら買って補充していくスタイルなら、無駄無く続けられます。