たこ焼きの前身料理となる「ラヂオ焼き」
今では名前のとおり中にたこが入っているたこ焼きですが、前身に当たる食べ物には全く別の食材が入っていました。以前放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、たこ焼きのルーツについてピックアップ。
大阪を拠点とする「日本コナモン協会」会長の熊谷真菜さんは、たこ焼きのプロトタイプは「ラヂオ焼き」という食べ物だったと説明しています。外見は丸っきりたこ焼きと同じですが、中にはなんと「牛すじ」や「こんにゃく」といった食材が入っていたそう。
昭和初期に生まれた「ラヂオ焼き」は、瞬く間に大阪府民のハートを鷲掴みに。しかしほどなくして兵庫県・明石市の名物「明石焼き」の要素をとり入れ、中にたこを入れるスタイルへと進化していきます。現在のたこ焼きは、「ラヂオ焼き」と「明石焼き」の融合によって生み出されたわけですね。
ひょっとしたら近い未来には、たこ焼きをルーツとした新しい食べ物が市民権を得ているかもしれません。