トラブルや揉め事などで怒りを覚えたとき、口に出す人もいれば平静を装ってやり過ごす人も。怒りの原因は様々ですが、いつまでも引きずってしまうのは脳に原因があることが分かっています。今回は、怒りを鎮める方法についてご紹介しましょう。

 

怒りを長引かせないコツ


8月1日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)では、怒りを鎮める方法について特集。怒りが発生したときの脳の働きに注目し、長続きさせないためのコツをレクチャーしてくれました。

 

怒りのコントロール方法を教えてくれるのは、医学博士の吉田たかよしさん。吉田さんは怒りの原因となる出来事をひとり芝居のように語ることで、感情を落ち着けることができると説明しています。自分が怒っている原因や状態、その時の気持ちをすべて言葉にして、怒りを発散させましょう。

 

怒りを生み出しているのは、脳の中の扁桃体という部分。扁桃体では最初の怒りをきっかけに連想ゲームのように怒りが発生してしまうので、いつまでも気持ちがおさまらない状態に。しかし高まった怒りを我慢すると、脳の中で怒りが長い間残り続ける場合があります。ひとり芝居で感情を吐き出すことで、気持ちが整理され早めにリセットすることが可能ですよ。

 

番組では吉田さんが、ひとり芝居のような怒り方を実践。傍から見ると少し滑稽にも見えますが、視聴者からは「確かにちょっと冷静になれそう」「口に出すとスッキリすることってあるよね」「我慢しないってのは本当に大事!」と共感する声が上がっていました。