調査機関「しゅふJOB総研」が、主婦・主夫がブランク期間に磨いてきた力を発見するための「家オペ力(いえおぺりょく)マトリックス」を開発。家をきりもりする中で磨かれた力を発見する、就活用自己分析ツールが無料公開されています。

 

ブランク(=空白)期間という呼び名への違和感


独立行政法人労働政策研究・研修機構が集計したデータによると、1990年代後半を境に「共働き世帯」と「専業主婦世帯」の数は逆転して差は拡大傾向に。「専業主婦世帯」の数は下がり続けています。しかし専業主婦が行ってきた家事や子育て、近所づきあいなど家周りの仕事(家仕事)の必要性が減少している訳ではなく、社会生活に必要不可欠なものという点は変わりありません。

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以前、「しゅふJOB総研」が調査した結果によると、多くの家庭では「主に夫が収入を支え、妻は補助的収入を得ながら家仕事を引き受けている」というケースが多いことがわかっています。しかし家仕事は“ブランク=空白”扱いされてしまうため、その間にビジネスパーソンとしての成長は止まっていると見なされてしまう場合も。

 

ですが家仕事のオペレーション(家オペ)期間は、職場とは異なる様々な経験を積むことができる期間。家オペ期間にどんなことに取り組み、何を学び、どう成長したのか。それらを洗い出し整理しておくことができれば、ブランクと呼ばれる期間が決して空白ではなかったと証明することができるでしょう。