旅行で田舎に行く機会はたくさんあると思いますが、実際にそこに住むことを考えたことはありますか? 学生時代は埼玉県で過ごし、神奈川県に住み仕事も東京タワーが見えるいわゆる都会で働いていたので、まさか自分が田舎に住むとは夢にも思っていませんでした。 田舎に移住した一番の理由は、主人の仕事の関係ですが、自然豊かな所で、子育てをしたかったのも大きかったです。 私たち家族は、子供が1歳になる前に、神奈川県から田舎に移住しました。皆さんも記憶に新しい2月の積雪130センチ37年ぶりの豪雪を記録した福井県です。

 

福井駅前の緑イベント時の恐竜

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福井県では恐竜博物館もあるので、駅前に大きな恐竜のモニュメントが置いてあり、写真撮影スポットになっています。

 

満員電車から解放される

移住して最大のメリットだと思う事は、満員電車に乗らなくて良い事です。これは、10年以上通勤通学で電車を利用していたので、一番ストレスになっていたことでもあります。特に夏場の満員電車や妊娠中の移動は本当に堪えていました。

 

車の運転ができるようになる

車の運転が上達します。移動手段はやはり車になります。田舎では1家に2台3台は当たり前のように思います。 鉄道や路面電車、バスも利用できますが、本数が少ないです。私もペーパードライバーでしたが、子育て中ということもあり、車で外出する事が普通になりました。 とにかく、どこの公園、施設、コンビニエンスストアでさえも駐車場が広いので、安心して駐車ができます。 また車の渋滞にはまることがほとんどないので、走行距離は長くても、短時間で目的地に到着する事ができます。 縦列駐車をする必要もないです。

 

日本海に面しているので、魚介類が安くて美味しい

地元のスーパーに初めて入った時には、魚売り場コーナーで、越前ガニ、越前カレイ、甘えび、鯛、サバ、トビウオなどの地魚がたくさん並んでいました。お刺身もこの量に対し、1000円以下で買えます。

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チェーン店の回転ずしもネタが新鮮で、大満足できます。魚が大好きな子供にたくさん食べさせてあげられます。ちなみに3歳の息子は、カレイの煮つけが大好きです。

 

自然豊かで海と山が近い

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海なし県に住んでいたら、海まで車で何時間もかけていくとなるとなかなか大変な移動になります。 車で海や山に30分から40分で到着する事ができます。若者の集いか家族連れがほとんどなので、観光客があまり来ません。 ゆったり過ごすことができます。

 

子育てしやすい環境が整っている

子供がいる事で、ママ友や知り合いが作りやすかったです。まず子育て支援センターに行き、福井市内の幼稚園、保育園、図書館、イベント情報などを集めました。 福井出身の方もいらっしゃいますが、転勤族の方も多く、関東から来た方とは共通の話もあって、意気投合しました。 移住して思ったのは、近所にある公園の規模が大きく、遊具も大きいので、子供を一日中遊ばせることができます。

 

小中学生の全国学力テスト11年連続上位

全国的に福井県の小中学生学力が高い理由としては、基本的な生活習慣を身に着けている子供が多いそうです。また、共働き率や三世代世帯人数も高いので、祖父母や地域の人々が学生のサポートをする環境があると思います。地域のみんなで育てるという風潮があります。また小学生では図書館の利用率が全国1位との事です。思えば、近くにある図書館の規模は広く、幼児向けの読み聞かせやわらべ歌などのイベントが多いように思います。 さらに、運動能力の高さもあり、文武両道といわれています。 実際に、幼稚園でも体操教室もありますが、外遊びに重きをおいていて、マラソンタイムを設けており、自主的に走る子供達がたくさんいます。幼稚園の遊具も多くあるので、日常的に運動をすることができます。

 

福井県に移住するまでは、雪がたくさん降るとどう生活していいかわからないし、友達もいないし、閉塞感でいっぱいになると思っていました。実際は、子育て中なので、知り合いも増え、除雪車も走り、雪対策がされていたので、思ったより大変ではなかったです。最新のショッピング施設はありませんが、支出も減ったので、貯蓄は前よりできるようになりました。 いきなりの転勤で田舎移住を余儀なくされる事もあると思います。住み慣れた地域から引っ越しをされる時、〇〇県移住で、サイト検索し、事前に情報検索をされることをお勧めします。 福井移住ナビでは、支援制度や求人情報検索や子育て制度について詳細が出ているので、時間のある時にご覧頂きたいと思います。

https://www.fukui-ijunavi.jp/

最近では、福井県を舞台とした映画やテレビも放映されているので、撮影ロケ地巡りも楽しいかもしれませんね。TBS金曜ドラマ「チア☆ダン」毎週金曜よる10時からのドラマでは、ご当地ならではの名産品や特産品が出ていたり、景色が見られたりするので、また違った観点からドラマをみるのも楽しいと思います。

 

CHANTOママライター/石田綾香