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人の性格はそうすぐには変わらないもの。人生の中でうまく付き合っていくことが必要ですね。しかし“怒りっぽい”“引っ込み思案”などのマイナスな面は、自分自身で嫌いになってしまうことも。今回はそんな自分の良くない“性格”が、子どもに遺伝しないか心配なお母さんの悩みにズームアップ。

自分に似ない子に育てるには?


喜びの妊娠発覚から一転。つわりが落ち着いて余裕が出てきた妊婦さんは、「自分に似ない子に育てるにはどうしたらいいのか」という悩みを抱えていました。

 

悩みを打ち明けた女性は、幼いころから引っ込み思案で周りとうまく馴染めなかったそう。今から生まれてくる我が子も、自分と同じ道をたどらないか不安だといいます。

 

この相談に世のお母さんたちからは、「今からそんなに思いつめないで! 過去を引きずりすぎるのは良くないよ」「良いところも悪いところも旦那さんと半分こなんだから仕方がない」といった励ましの声が続出。

 

中には「お母さんが引っ込み思案なところを見せていたら子どももそう育つよ! 誰にでも積極的に挨拶するところから始めてみれば?」「遺伝子がすべてじゃないから、色んな経験をさせてあげることが重要だと思う」「事あるごとに子どもと話し合いながらお母さんも一緒に成長していけば良いんじゃないかな」などのアドバイスも寄せられていました。

 

ネット上には過去にも「子どもの顔が私にそっくりで嫌だ…」「昔の自分と娘が似ていて申し訳ない」といった悩みの告白が。どの世代のお母さんも、自分の嫌な部分が遺伝してしまうのは避けたいようです。

人生観は親と反対に育つ!?


評論家軍団が討論を繰り広げる『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では、「親に似ること・似ないこと」というテーマをピックアップしていました。

 

番組内で話題になった“人生観”は、親に似ない部分です。人生観を大きく分類すると、“現実的な人生観”と“理想的な人生観”の2つ。親が“現実的な人生観”を持っている場合、子どもは反対の“理想的な人生観”の考えを持つようになるといいます。これは子どもが家庭内の“現実と理想のバランス”を取り、親を反面教師にしているから。

 

この放送に視聴者からは、「確かに“楽観的”“悲観的”とかの次元だと、親には似てないかもしれない」「無意識のうちに親とは別の考えが育っていたんだね」「全部が全部遺伝じゃないって分かって安心した!」といった反響の声が相次いでいました。

 

しかし中には、「親の友達の数は子どもの友達の数に似る」と主張する専門家も。全てが遺伝ではないにしろ、遺伝によって子どもの人生が左右されてしまう部分もあるようですね。

 

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文/牧野聡子