市場拡大中のニッポンの“納豆”
おかめ納豆を製造している「タカノフーズ」の納豆情報サイトによると、現在納豆市場は急成長中。パンと同様、世界中が納豆の健康効果に注目しているそう。
韓国には納豆に似た大豆発酵食品の“チョングッチャン”がありますが、2016年にはチョングッチャンよりも納豆の市場規模の方が大きく成長。同じくアジア圏の中国でも、今では内陸部のスーパーなどで納豆が購入できるほど浸透しています。
納豆特有の“粘り気”はアジア圏では受け入れられましたが、欧米では普及に歯止めをかけた状態でした。実際にアメリカでは、粘り気をわざわざ洗い流して食べる人も。しかし現在は『NYタイムズ』でも、“身体に良い変化をもたらす食品”として取り上げられて需要は右肩上がり。
美食の国として知られるフランスでも、“糸引きのない納豆”であればスプーンでも食べやすいと好評の声が後を絶ちません。ニッポン発の食文化が世界に広がっていくのは、どこか誇らしい気持ちになりますね。