夏休みの宿題で「夫に惚れ直す」という結果 (瑞穂さん/41歳/販売員)
「ねえお母さん…宿題手伝って…」と小4の息子が言い出したのは、夏休みも残すところ1週間。なにが終わってないのか尋ねたら、「自由研究」と「工作」という大モノばかりが残っているではありませんか! さあ怒鳴ろうか、それともインターネットで検索して私がやってしまおうか…と考えていると夫がやってきました。夫は息子に「期日を守るのは、信頼関係を築くこと」と説明し、「クオリティはどうあれ自分で仕上げて、締め切りまでに出しなさい」と言い聞かせました。 そのあと夫は、半泣きの息子を連れて図書館へ行き、息子の大好きな電車の図鑑を借りて戻りました。夫に助けてもらいつつ、息子は「ぼくの電車図鑑」を仕上げ、牛乳パックで電車を作り上げました。
実は夫の仕事はイラストレーターです。手伝うのは簡単ですし、夫がやれば入選確実の作品もできたかもしれません。でも宿題ができずにぐずる息子を、手を出さず辛抱強く見守る夫の姿に感心しました。 ただ宿題を終わらせるだけではなく、「社会に出たときの責任」を学ばせたい、という夫に惚れ直しました!