住宅を選ぶ際のニーズが浮き彫りに
世間の人が実際に、どんなポイントを考慮して住宅を選んでいるのか気になりますよね。住宅金融支援機構が発表した「平成30年度における住宅市場動向について」というアンケート調査では、住宅に関する一般消費者のニーズが明らかになっていました。
「住宅事業者選び」で重視するポイントについては、「建物の性能」と答えた人が56.9%でトップに。続く回答は「住宅の立地」が47.2%、「デザイン」が39.3%という結果になっています。さらに「建物の性能」について具体的に重視する点を尋ねたところ、最も多く回答を集めていたのは「高耐久性」(73.5%)で、2位は「耐震性」(64.2%)という順位でした。住宅に対して、長く暮らしていける安心感を求めている人が多いのかもしれません。
また「住宅の立地」を重視すると答えた人に、具体的な内容を1位から5位まで選んでもらいました。結果は「公共交通機関へのアクセス(通学・通勤の利便性等)」を1位に選ぶ回答が、42.4%で最多となっています。
住居についての価値観は人によって大きく異なっているもの。家族みんなで住む家を決める際には、もめ事が起こらないようにしっかり相談した方がよさそうですね。