どれだけ時代が変わっても、いまだに「孫は跡取り」と思う姑は存在します。まだまだ、います。男の子でも女の子でも同じ孫なのに、「次は男の子を産んでね」と言う姑の、心ないプレッシャーに苦しむママもたくさん。先輩ママたちはどうやってかわしてきたのでしょうか?
あまりの暴言にとっさに出たのは…(朋子さん/32歳/学校教師)
主人の家は代々教師をしている一家で、前任の学校で知り合って結婚しました。「教師一家の血を途絶えさせたくない」と思っている姑は、会うたびに「男の子を産んでね! 次の時代に名を残す教師にするんだから」と鼻息荒く宣言しています。
「生まれてくる子どもが男の子であろうと女の子であろうと変わらないし、産み分けも必要ではない」と私たち夫婦は思っています。なのに妊娠報告に行ったとき、姑から「男の子よね? 女の子はいらないんだから、女の子だったら考えなさいよ」と言われました。 あまりの心ない発言にショックを受けて、なにか言い返さないと気が済まなくて。その時に「生まれる子どもの性別は、卵子と結合する精子の染色体による」という内容の記事を思い出したんです。 とっさに「わかりました、『お義母さんが男の子しか認めないと言っていたから、あなたの精子を男の子のだけにしといて』と主人に伝えますね!」と。すると「息子にはそんなこと、言わないでちょうだい!」と言われました。 その一部始終を主人に話すと、私以上に怒ってくれました。主人が義母を説き伏せたのか、それから「男の子を産め」と言ってくることはなくなりました。