関口先生によると、
「お子さんの睡眠時無呼吸の原因として多いのが、扁桃腺の肥大です。扁桃腺が大きいと、空気の通り道がせまくなりやすいんです。耳鼻科で手術をするとよくなりますので、早めに診てもらいましょう。
それから、夜中に息苦しそうにして、うつぶせで寝ているお子さんにもご注意を。ぜんそくなどの呼吸器疾患が見逃されていたり、うまくコントロールされていないときに見られる症状です。 見慣れた寝姿に、思いがけない病気が隠されていることもありますから、変だなと思ったら、迷わず小児科に来てくださいね」
取材協力/関口 進一郎 慶應義塾大学助教(医学部小児科学)
子どもの総合診療を専門とし、周産期・小児医療センターでは「生活空間から子どもを診るチーム」として外来を担当。“生活環境が子どもの健康に影響を与えていないか”“就学・進学などの変化が健康に影響していないか”など、幅広い視点から子どもの心身を理解し、診療に当たっている。
取材・文 川西雅子
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