実質2,000円で人気温泉ホテルに泊まれる!?
アクセスが良い千葉・房総の温泉をチョイス
特典選びに使ったのは、ふるさと納税のポータルサイト「さとふる」。レジャー系の特典はけっこういろいろあるのですが、今回は、東京から車で行きやすいエリアの温泉地、夫婦で泊まれて、朝晩の食事付き、日程の制限が少ないところ…などの条件で比較検討した結果、千葉県勝浦市の「ホテル三日月」に泊まれるプランを選択! 寄付金額は、5万円か10万円かを選ぶのですが、記者は5万円コースを寄付しました。説明によれば、違いは食事(バイキングか、会席か)のようです。 ちなみにお子さんもタダになるかどうかは、ホテルによって、あるいは子供の年齢などによっても条件が違います。詳しくはご確認ください。 さて、手続きからわずか数日で、宿泊券が届きました。早い! なかには勝浦市長さんからのお礼の文章も入っていました。 有効期限は半年、休前日には使えない、ということで、さっそく、2ヶ月後の金曜日から一泊二日で行くことに決め、ホテルに予約の電話をします。「ふるさと納税で…」と申し出ると、とても親切かつ丁寧に対応してくれて、あっさり、希望の日に予約が取れました。もちろん、普通の宿泊と同様、直前では取れないこともあるので、早めの予約が肝心です。変更やキャンセルの規定も、基本的に普通の宿泊と同じだそうです。
いよいよ、「ふるさと納税」旅行にレッツゴー!
予約から2ヶ月が経ち、ついにその日がやってきました! 現地までは車で行き、16時ごろ到着。外房の海に向かって建つ、とても大きなホテルです。 チェックイン時には、すでに「ふるさと納税」だということが記録されていて、説明の必要もなし。宿泊券を渡して手続き完了です。 さて、いよいよお部屋へ。ふるさと納税の特典で、
実質負担は2000円なん
だから、やっぱりグレード低めの部屋なのかしら??とドキドキしていたのですが、通されたのは、なんとほぼ最上階! これより上の階には、「貴賓室」しかありません。つまり2番目くらいに良いお部屋ということになるでしょう。 お部屋のなかはこんな感じ。
広い洋室にダブルベッドが二つ、奥には6畳の和室があり、一面が窓になっていて、ドーン!と海が一望できます。壁も畳も家具もとてもきれいで、古びたところがいっさいありません。
予想を超える素敵な部屋に驚きつつ、とりあえずお茶を頂いて休憩。夕暮れが近づくにつれ、窓からは美しい夕日が見えました。
展望風呂からは太平洋の絶景が♪
夕食前にひとっ風呂…ということで、最上階にある展望風呂へ。12階が男湯、13階が女湯です。つまりそれぞれに1フロアとっているので、びっくりするほど広い! さすがに写真撮影はできなかったので、お風呂の設備についてはホテルのウェブサイトをご覧ください。 脱衣所も浴場も、広いうえに明るくて清潔で、驚きました。ふだん、それなりに有名な高級旅館に泊まっても、お風呂の設備は意外と古びていたりするものですが、とにかく手入れが行き届いています。シャワーの数も多いので、余裕を持って使えますし、浴槽も広いので、他のお客さんを気にせず、ゆったりくつろげます。記者は使いませんでしたが、サウナもありました。 ちなみに、夜は12時まで、朝は6時から入浴できます。
食事は、お寿司、天ぷら、カニなど、とっても豪華
さて、お風呂の後は夕食です。前述の通り、5万円コースは、部屋食ではなく食堂でのバイキングです。 ブッフェの種類はかなり多く、お寿司、お刺身、カニ、エビなどの海鮮系から、洋食、中華、和食、デザートまでそろっていました。
天ぷらは常に揚げたて、お寿司は目の前で板前さんが握ってくれます。
締めには、最近話題の勝浦担々麺など、麺類もありました。デザートには、ケーキや果物はもちろん、まさかのチョコレートファウンテンやソフトクリームまで!
家族連れから若いカップル、高齢のご夫婦、団体さんなど、幅広い層のお客さんで賑わっていました。なお、飲み物代は別料金です。 食後、記者は部屋でくつろぎましたが、家族で遊びたければ、館内にはさまざまなアミューズメントがあります。 まず大きなプールがあります。お子さんが泳げる年齢ならば、楽しいかもしれません。水着も有料でレンタルできます。 卓球、カラオケ、ビリヤード、さらになんとボウリングもできます! 海の見えるラウンジもありますし、エステやマッサージもあります。 なお、こちらのホテルは、館外からの飲食物の持ち込みが禁止されています。お部屋で酒盛りをしたい方は、館内で買うか、持ち込み料を払う必要がありますので、注意しましょう。 ちなみに、深夜11時、家族が寝静まったあとにもう一度お風呂に行きました。空いていて、静かで、とてもくつろげました!
翌日は人気B級グルメ勝浦担々麺を満喫
翌朝は7時半に起き、朝風呂に入ってから、朝食へ。時間は、6時半、7時半、8時半から、チェックイン時に選べます。記者は朝風呂に入りたかったので、8時半にしました。 朝食もブッフェで、和食、洋食を中心に、中華も少しあります。フルーツジュース、ヤクルト、コーヒー、紅茶もそろっていました。記者は、ごはん、味噌汁をベースに、納豆、のり、たらこ、塩辛、しらすなどを少しずつ頂きました。食後には、ヤクルトと、勝浦の名産らしきビワと、コーヒーを頂きました。 チェックアウトは10時。支払いは、夕食の時の飲み物代約1500円だけでした。 外に出てみて気が付いたのですが、こちらのホテルは、過去に天皇陛下も宿泊されたホテルなんですって! 由緒正しいのですね。どうりでキレイなはずです。
その後、地元でやっていたお祭り「ビッグひな祭り」や海辺の朝市を散策し、ランチは「食べ処 いしい」へ。実は勝浦には「勝浦タンタン麺」と呼ばれる名物があり、昨年のB-1グランプリで金賞を取ってるんです。この「いしい」は、その勝浦タンタン麺の有名店で、この日もかなりの行列でした!
こうして勝浦を堪能し、帰路に着いた記者一家。これだけ楽しんで自己負担が2000円なら大満足です。今年もふるさと納税して、また来たいな~と思いました! 最後に、記者が感じたポイントをまとめておきます。 1)ふるさと納税は、食材もいいけどレジャーもお得感あり! 2)特典の利用には有効期限があるので、予約は早めに! 3)自治体によってサービス内容が違うので、何を重視したいのか(食事、部屋、日程、設備、自己負担の範囲など)を、ハッキリさせて選ぶのがコツ。 4)同じ自治体のレジャー特典で寄付金額に差があるのは、宿のグレード、部屋のグレード、食事のグレードなどで差がついていると思われる。 5)地元のイベントや名物などを事前に調べて行くと、宿泊だけでない、楽しい旅にできる。