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近ごろはスマホの普及により、ゲームがより身近な存在に。スキマ時間でササッと遊べるスマホゲームを夢中でプレイした経験はないでしょうか。しかし今、世界保健機関(WHO)がゲーマーにとって逆風となるようなニュースを発表して話題を呼んでいます。

 

「ゲームのやり過ぎ」は病気の一種?


今年6月にWHOは、ゲームのやり過ぎによって生活に支障をきたす症状を「ゲーム障害」という疾病として認定。学業や仕事に影響が出たり、健康を損ねるほど熱中した状態が12カ月以上続けば「ゲーム障害」と診断されます。WHOの発表に困惑する人も多く、「ゲーム障害」を巡って様々な意見が寄せられました。

 

多くのゲーマーからは、「趣味を病気認定された自分は、何を生きがいにすれば良いんだ…」「ゲームに対しての悪いイメージが強くなりそう」「これまでゲーム好きを公言してたけど、肩身が狭くなるなあ」といった悲しみの声が続出。一方で「読書に熱中して徹夜するのと、ゲームを夢中でプレイして徹夜するのとで何か違うの?」「“ネット依存”や“スマホ依存”もそうだけど、何でもかんでも病気にしすぎでしょ」など、疑問に思う人も多いです。

 

6月に放送された『ハーネットTV』(NHKでは、ネット依存治療の専門家・樋口進先生が登場。外来を訪れる患者はオンラインゲームのユーザーが多く、樋口先生は「仲間と共同して何かのゲームをしていく。『君がいなければ、うちのゲームは駄目なんだ』みたいな感じで必要とされたりですね」「そういう風なものが、ゲームへの依存を高めているんじゃないかと思います」とコメントしていました。

 

スマホゲームで多く見られる課金システム(ガチャ)についても、「アイテムが欲しいという気持ちにプラス、一種のギャンブル性が入っている」と依存性が高まりやすい要因を分析しています。