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赤ちゃんや幼児を連れての海外旅行。飛行機の中は大丈夫?現地で熱を出したりしたらどうしよう?未体験のことが多いだけに尻込みしてしまいそうですが、行先を選べば、問題なく楽しんでいるファミリーもたくさんいるんです。 今回は、初の子連れ海外旅行におすすめの行先と、メリットやデメリット、注意する点などについて紹介します。

 

ハワイ


子連れ海外旅行の行先として、定番中の定番はやっぱり「ハワイ」。ハワイがおすすめな理由はいくつもあります。

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気候が良い

年間を通じて平均気温25℃前後と温暖で、雨が降り続くことも少なく湿度が低いので、暑い時でも木陰に入ると爽やか。子どもが現地の気候で風邪を引いたり、体調を崩す心配が少ないのが特徴です。むしろ、「出発前は子どもが風邪気味だったけど、ハワイに行って治った」というママの証言まで。

衛生面で安心

東南アジアなどでは、飲み水はもちろん、洗ってあるグラスやプールの水でさえ雑菌が多く、なんでも口に入れてしまう赤ちゃんとの旅行にはあまりおすすめできません。 ハワイは水道水が飲めるレベルの数少ない国。もちろん飲む用にはボトルウォーターを買う方が安心ですが、ドリンクの氷、サラダの生野菜、シャワーのお湯などにいちいち神経をとがらせなくても大丈夫でしょう。

日本語が通じる場所が多い

ほとんどの観光客が滞在するオアフ島のワイキキ周辺では、飲食店のメニューに日本語が併記してあることが多く、メジャーなショッピングセンターでは、簡単な日本語が通じることもあります。 少しワイキキを離れると英語オンリーのレストランや観光スポットはぐっと増えますが、日本人スタッフの運営するオプショナルツアーも数多くありますので、それらを利用すれば、英語で困ることはほとんどないでしょう。

赤ちゃんグッズが手に入りやすい

旅先で子どもや赤ちゃんのグッズが手に入らないとなると、荷物もすごい量になることが予想され、旅行自体見送ろうかと思ってしまいますよね。 ハワイでは、子ども服やおもちゃはもちろんのこと、紙おむつ・日焼け止め・ウエットティッシュからベビーカーまでほとんどの赤ちゃんグッズが揃うので、こだわりのあるモノだけを持参すればOK。 かぜシロップなど、日本の薬を扱っているドラッグストアもあります。

子どもの喜びそうなスポットがたくさんある

ワイキキ滞在であれば、ホテルから少し歩けばきれいなビーチがあるだけでなく、ホテル内のプールやキッズプログラムなど、ファミリーが楽しめるよう工夫されていることが多いのもハワイの魅力。 少し足を伸ばせば、動物園や水族館、シュノーケルなども楽しめて、行先に困ることがありません。

子ども連れにやさしい社会

ハワイのバスでは、一番前の座席は妊婦や赤ちゃん連れのママを含む優先座席になっていて、折りたたんだベビーカーの収納スペースもあります。赤ちゃんを連れたお客さんが乗車した時に、一般の乗客が優先座席を占領していると、席を空けるよう車内アナウンスが入るほど。日本よりもずっと子ども連れにやさしいと言えそうです。

 

グアム


ハワイへは、往路で7時間前後、復路は9時間以上かかるのが少し心配…というママもいるかもしれません。 グアムは、同じビーチリゾートでありながら、フライト時間は約半分の3時間半程度。時差も、ハワイの場合19時間ありますが、グアムは1時間と、ほとんど考えなくて良いのもメリットですね。 予算も、ホテルのランクにもよりますが、ハワイより安く抑えられることがほとんど。差額で1日2日と余分に滞在できるほどです。

 

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リゾートホテルを出ると素朴な雰囲気の島ですので、ハワイのように、迷ってしまうほど世界各国のグルメが集まっていたり、ショッピング天国だったりといったことはありませんが、小さい子を連れて買い物やレストランは楽しめないし、ビーチでのんびりと水遊びを楽しみたい場合にはぴったりです。 日本語も、実はハワイよりグアムの方が通じるお店が多いんですよ。

 

台湾


ビーチリゾート以外では、台湾もおすすめです。 理由として、グアム同様フライト時間が4時間前後と短めなことや、時差も1時間で、親子ともに体の負担が少ないことが挙げられます。 ハワイやグアムはアメリカなので基本的に洋風の食事となりますが、台湾の場合、中華といっても比較的味付けがやさしく、日本人になじみやすい醤油味や魚介のダシを使った料理、麺類などが多いので、旅行中も胃の調子が悪くなりにくいのが嬉しいいですね。点心や美肌メニュー、美味しいスイーツなども多いので、ママもかなり楽しめそう!

 

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台湾ではもともと親日家の人が多い国で、日本語を話す店員さんも多く、日本人と分かると色々話かけてくれたり、とても親切にしてくれた!と感激するママも少なくありません。 治安の面でも、すべての海外で日本と同じに考えてはいけませんが、比較的安全なのも台湾の良いところ。バスや電車で子ども連れに席を譲ってくれる人もとても多く、子ども連れにやさしい国でもあります。

 

まとめ


今回は、初めての子連れ海外旅行におすすめの行先を3つ紹介しました。 今年の夏休みはお休みが取れなかったり、子ども連れで乗り切れるか不安で旅行は見送った…という人も、ぜひ来年の参考にしてみて下さいね!

 

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文/高谷みえこ