居留守を決め込んだ日は運悪く…(祐子さん/45歳/メーカー営業)
うちと義母の家は自治体も同じご近所さん。義母は土日になると、用事もないのに朝の散歩のついでにうちに来るのがお決まりになっています。休みの日くらいゆっくり寝かせてよ…と、毎週うんざりしていました。
その日は、旦那が早朝からゴルフで不在。「今日はなにがなんでも応対しないぞ」と、居留守を決めこみました。 すると予想通り「ピンポーン♪」と、朝の8時にドアホンが鳴り響きました。昨晩のうちに雨戸を閉めていたので、中の様子はわからないはず…すると、すぐさま携帯電話に着信が。もちろん無視です。
すると、今度は庭から「ゆうちゃーん!」と大きな声が。 …普通、外から呼びます?? 近所迷惑ですよね。それでも無視。するとまた、ドアホンが連チャンで鳴り始めたんです。こんなんじゃ二度寝もできやしません。 今日こそはっきり言おうと玄関を開けると、立っていたのは、義母と自治会長さん。
「今日は地域祭りの準備の日ですが、集合時間過ぎていますよ…」と。
うっわ〜、すっかり忘れてた! あわてて準備をして公民館へダッシュ。私が来ないので、義母が心配して呼びにきたんです。なんとタイミングの悪いこと…またしばらくは、居留守が使えなくなりました。
うまく乗り切れば、角も立たずに万事丸く収まる「居留守」ですが、意外とボロが出ることってありますよね…そういうときに限って。 〝前フリ〟や〝アリバイ〟にはくれぐれも気をつけて、首尾よく切り抜けてください!