2万人を超える従業員全員に「働きやすさを感じてほしい」

── 続いて、同じくプロジェクトメンバーで管理栄養士の岡本寛子さんにお聞きします。普段、担当している業務を教えてください。

 

岡本さん:

九州地区の栄養衛生管理部に所属しています。主な業務は、栄養士たちの業務の分担や面談、勤務体制づくりなど栄養管理部全体のフォロー、商品開発のサポートなどです。

 

── 「キラキラ栄養士プロジェクト」では2018年の発足から3、4年かけて働く環境を見直してきました。大きな企業では制度をひとつ改善するのにも時間がかかると思います。

 

岡本さん:

そうなんです。プロジェクトではメンバーたちが意見を出し合って、栄養衛生管理部を中心に制度づくりを進めていきましたが、まず一つひとつ実現できたことがとてもうれしいです。

 

LEOCは、全国2700か所、2万人を超える従業員がいるのですが、それぞれが自分なりの思いをもって働いています。それらを汲み取りながら、どういう形が働きやすさにつながるかをメンバーで議論し、形に落とし込んでいく方法を考えます。

 

時間がかかり難しいこともありますが、パワフルな従業員たちの思いをなるべく形にしたいです。私たちの意見を規定改定、実行に結びつけてくれた会社の行動力も実感しています。

LEOCの栄養士トレイチェックの様子
栄養士のトレイチェック(病院事業所で食事内容に間違いがないかチェックする業務)

── 今の時点で課題はありますか?

 

岡本さん:

やはり多くの人が携わる企業なので、目指すべき、従業員全員が大満足という状態にするにはまだ不十分なところがあると思っています。社会情勢も目まぐるしく変わっているので、「それぞれの価値基準に合う形は何か」「会社が発展するためには何が必要か」という点について、アンテナを常に張っていなければと思っています。

 

── 多くの人が納得できる働き方を実現するためにも、会社がもともともっている良さを生かすことも有効だと思います。岡本さんは、どんなところにLEOCの良さを感じていますか?

 

岡本さん:

人とのつながりが感じられるところです。

 

関東地区の事業所勤務を経て、東海、九州、沖縄と幅広いエリアを担当してきましたが、小さなきっかけや一緒に仕事をしたつながりが新たな発展を生むこともあります。

 

北海道地区の竹本さんとも、「地域を越えて、一緒に研修をしましょう」と企画を考えているんです。「キラキラ栄養士プロジェクト」では、人のつながりが活かされて、多くの人にたくさん協力してもらっています。