校風や学校の立地でも“経費”は大きく変わってくる!
私立学校は、それぞれの特徴ある校風が学校選びの決め手。Sさんの娘さんは、この春、山手線内の私立中学に入学。自由な雰囲気が気に入っての選択でした。ところが、 「東京の中心地というだけで、こんなにかかるのかと驚きました」。 「上の子も私立ですが、学校のある場所は郊外。まだ豊かな自然が残る住宅地で、毎日、家と学校の往復なので、おこづかいも残るくらい。ところが下の子は、定期券範囲の途中下車で渋谷や新宿に行けちゃうんです」 下校時に寄り道するのは本来校則違反ですが、比較的自由な校風なので目をかいくぐって…ということはあるとのこと。 「女の子ですし、かわいい雑貨店やおしゃれな洋服やさんがあれば、寄りたくなるのはわかるんですが…ほしいものが多くなり、結果的にお金はかかりますね」
また自由な校風ゆえに周りの生徒も好奇心が強く、行動的な子が集まるとも感じているそうで、 「好きな芸能人のライブやテレビ局の公開録画、イベントなどの情報交換も密で、実際に行く子も多い。でも、ライブのチケットも1枚8000円!」。 さらに、人気のあるグループだと、後援会やファンクラブに入会しないと、チケット入手は困難で、年会費もかかってきます。 「私たちの時代とはすべての様子が違っていて戸惑います。お小遣いのなかでやるようにうながしてはいますが、なかなか難しいですね」