デビューから33年の島崎和歌子さん。アイドル歌手からスタートし、現在はタレントとして、バラエティ番組を中心に活躍されています。テレビでは元気で明るい姿が印象的ですが、休日はどのように過ごされているのでしょうか。また、年齢と共に、島崎さんが意識していることとは何か。お話を聞きました。

つい目を凝らすと「睨んでるの?」って

──  お休みの日は、どのようにお過ごしでしょうか? 

 

島崎さん:

休日はベランダから外を見て、「なーんにもないなあ!」って、ずっと文句を言って過ごしています(笑)。楽しいことなんて、ちっともないです。

 

── そうなんですか!?いつも笑顔で楽しそうな印象がありますが。

 

島崎さん:

あはは。笑顔は意識していますね。

 

私、今年49歳になったんです。40歳を過ぎたくらいから、若い子たちに、「怖い」とか「怒ってる」って思われてるのかなって感じはじめて。全然、怒っていないのに。

 

まぁ、わかるんですよ。会社勤めをしていたら、それなりに上の立場になってるでしょうし。

 

それに、年齢とともに口角が下がったり、老眼が入ってきて、ちょっとしたときについ目を凝らしちゃうっていうのも、理由のひとつだと思うんです。ほら、(目を凝らしてみせて)睨んでいるみたいでしょ?(笑)

 

── あ、はい(笑)。

 

島崎さん:

だから大人になるほど、笑顔って本当に大事。

 

以前なら、ちゃんと歯が見えるように。今はマスクだから、目で笑顔が伝わるように意識しています。笑顔のほうが、声もかけてもらいやすいですよね。「何か面白いことありましたか?」って言われますもん。そのたびに「なにもないよ!」って答えるんだけど(笑)。

疲れが肌に出る40代「休むのも仕事のうち」

面白いことなんて何もないと言いつつ、どこか楽しそうな島崎さん

 

── では、あらためて休日はどのようにお過ごしですか?

 

島崎さん:

出かけるのは鍼か整体くらいで、あとはひたすら休みます。昔は、お休みの日に家にいるのがイヤだったんです。自分が求められていないような気持ちになってしまって。

 

でも40代になると、疲れが肌に出てきますよね。

 

目の下にクマを作って収録にいったら、きっと「朝まで呑んできたな」って思われる。メイクの厚塗りで、肌あれを隠そうとしたらメイクさんや照明さんにも迷惑をかけちゃうし、照明が眩しすぎて目つきが悪くなったら、「睨まれた」って言われるんですよ?やんなっちゃう(笑)。

 

── そんなつもりではないのに。

 

島崎さん:

そうそう。だから、休むのも仕事のうちっていうことですよね。今はなんでも高画質の映像で録れてしまう時代でしょう?4Kとか8Kとか…正直そこまでいらないよねって思うこともあります(笑)。

年を重ねた笑いジワで「美味しさ」を表現できたら

画質はほどほどでいいと言う島崎さん

 

── ところで、芸能人の方々は、美容に対して意識が高いイメージがあります。島崎さんが鍼に行くのも、そのためですか?

 

島崎さん:

鍼は身体だけで、顔はやらないんですよ。

 

── では、美容のために何か気をつけていることはありますか?

 

島崎さん: 

しっかり寝ること。あとはやっていて良かったのは日焼け止めかな。

 

事務所に所属してすぐの頃、メイクさんやマネージャーさんから、日焼けをしないよう言われたんです。でも当時の日焼け止めは、ベッタリしていて臭いがきつくて…。

 

イヤだな、面倒くさいなって思っていたけれど、デビューをして、本当にびっくりしたんです。「芸能人って、なんて色白で、顔がちっちゃいんだろう!」って。ちゃんと日焼け止めを塗らなくちゃって思うようになりました。

 

── 美肌ブームよりも前から、きちんと対策されていたんですね。今の島崎さんも、シミひとつありませんよね。

 

島崎さん:

ありがとうございます(笑)。美容に関してはいろいろな意見があっていいと思うし、ケアに熱心な人、ナチュラルでいたい人などそれぞれですよね。

 

ただ、私は笑いジワなんかは、そのままでいいなと思っているんです。たとえば食レポで「美味しい!」って言ったときは、ちゃんと美味しい!っていう顔でお伝えしたいし。

 

──  そのままの気持ちのままお伝えしたいというか。

 

島崎さん:

あと、お茶の間で、島崎和歌子を見てきてくれた人たちと一緒に、年をとっていけたらと思うんです。

 

女性は40代から50代にかけて、男性以上に身体に変化があります。私も50代になったら、また大きく変わるのかな。1年1年、自然と年を重ねていく姿もきちんとお見せしていく。これも、芸事のうちなんじゃないのかなって思っています。

 

PROFILE 島崎和歌子さん

タレント、女優。高知県出身。 1989年にシングル「弱っちゃうんだ」で歌手デビュー。ドラマやバラエティなど幅広く活動。野菜ソムリエの資格をもつ。1991年より総合司会をつとめるTBS系『オールスター感謝祭』は2022年3月で31周年を迎える。
取材・文/塚田史香、撮影/阿部章仁
衣装 トップス/La・Comfy、パンツ/Lallia Mu、ピアス/HANA.