3度の離婚後幸福に
3回の離婚歴がある自営業のララさん(50歳)。現在は8歳年下の夫と、幸福な結婚生活を送っています。なぜ離婚を繰り返してしまったのか、当時はどんなことを考えていたのかなど波乱万丈な日々についてお聞きしました。

3度の結婚生活はすべて約2年で破局

ララさんの最初の結婚は25歳のとき。相手は会社の同期でした。彼の海外赴任がきっかけで結婚し、一緒に海外で暮らすように。

 

ところが、ララさんの父親が急死。母親が精神的に不安定になったこともあり、ひとりで急遽、帰国しました。

 

「日本でバタバタした生活を送るなか、“実家を守らないといけない”気がしました。そのうえ、海外で夫は、私と一緒に住んでいるときから仕事とゴルフに夢中…。わざわざ日中ひとりぼっちの生活に戻る意味はないな、と感じたんです」

 

27歳で離婚。約2年の結婚生活でした。離婚までしなくてもよかったのでは?と考えるときもあるものの、おそらく長くは続かなかっただろうとも感じるそう。

 

というのも当時は、結婚を安易な逃げ道だと思っていたからです。

 

「結婚さえすれば、目の前の問題から逃れられると思っていたんです。当時、夫のことは好きでしたが、それよりも“仕事がつらくて逃げたい”が結婚の動機として大きかった気がします。離婚後は実家を支えながら暮らしていました」

 

しかし30歳が間近になり、自分は実家に縛られ続けるのかと危機感を覚えるように。29歳のとき知り合ったのが4歳年上の人でした。けれど、交際時からなんとなく嫌な予感が。

 

そのため、当初は籍を入れない事実婚を考えていました。けれど、周囲から“籍を入れないのはおかしい”と説得され入籍します。

 

「嫌な予感がしたなら、なぜそう感じるのか自分の本心に向き合えばよかったんです。でも、それさえしませんでした。そのとき感じていた不安や焦りから逃れたくて、心の声を無視したんですね。すると結婚後、相手に数千万円の借金があることが判明しました」

 

借金は、夫婦ふたりで力を合わせても返済が難しいほど高額。家賃も滞納するなど生活に支障が出るときも。それでもララさんは、“バツ2になりたくない一心で、夫婦関係の継続に努めました。

 

「とはいえ、こんなに高額な借金を抱えていると、いずれ私の実家や周囲の人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。それに、借金のことを隠していた夫への不信感はぬぐえませんでした」

 

結局、このときも2年で離婚。さすがにもう、今後結婚はないだろうとも思いました。異性と出会っても、バツ2”と伝えると、引かれることも多かったそう。

 

「でも、40歳を過ぎると、だんだん老後について考えるようになりました。さみしがり屋なところがあるので、この先もずっとひとりで生きていくのはしんどいなと感じました」

 

恋のときめきがなくても、一緒にいて安らげる人と人生を歩みたい…。そう考えていた42歳のとき出会ったのは、3回の離婚歴がある相手でした。

 

この人だったら離婚のつらさを共有でき、自分のことも受け入れてくれるかもしれないと感じ、3度目の結婚へ。

 

「ところが結婚して間もなく、彼には新しい恋人がいると発覚したんです。でも、私さえガマンすれば丸く収まると思っていました。

 

2回結婚に失敗し、女性としても妻としても自信がなく、これ以上離婚歴も増やしたくありません。彼の浮気グセも、年齢を重ねたら落ち着くだろうと考えました」

 

しかし、彼はプライドが高く、自分の非を認めない人でした。夫婦関係の修復をはかるどころか、浮気も認めず、家の自室に引きこもるように。

 

同居しているにも関わらずコミュニケーションを断たれ、意思疎通さえできなくなりました。

 

「状況の改善を試みたものの、半年もその状況が続くとバカバカしくなり、家を出ました。離婚調停を起こしましたが、彼は浮気を認めず、ゴネるばかり。

 

離婚成立まで1年ほどかかりました。このときの結婚も、2年半ほどで終わりを告げました

5年半を迎えた4度目の結婚で得た気づき

3回の離婚を経験し、すっかり意気消沈したララさん。つらい経験ばかりの日々に嫌気がさし、今後の人生を考えるとつらくなるばかりだったといいます。

 

離婚により、親や兄弟、相手の家族も傷つけてしまった罪悪感もあるうえ、どうして自分ばかりがこんなにしんどい目に合うんだろうと、周囲にグチばかり言う日々を送っていました。

 

「でも、あるとき、後ろ向きな気持ちで過ごしても何も変わらないと思ったんです。思いきってやりたかったこと全部に挑戦したり、どんな異性が好みなのかを自己分析したりしてみました」

 

そうして、新たな人生が新たな出会いを引き寄せます。44歳で8歳年下の男性と知り合いました。最初はなんとも思っていなかったものの、次第に彼の誠実な人間性に惹かれるように。

 

「今までは見た目が好みとか、エスコートが上手など、“表面的な部分”でパートナーを選んでいました。彼に出会うまでは、付き合う相手の“人柄や誠実さ”をほとんど見ていませんでした。本当に浅はかでしたね」

 

これまで一目ぼれなど、衝動的に恋が始まることが多かったララさん。時間をかけてお互いを理解し、惹かれていく経験も、そのときが初めて。

 

現在、彼と4度目の結婚をして、あたたかな家庭を築いています。結婚生活も5年半を迎えます。

 

「以前は離婚したのはすべて相手が悪かったと思っていました。でも今は、私にも原因があったんだとわかります。どう生きたいかがあいまいで、流されてばかりだったんです。さまざまな経験を経たからこそ、今の幸せな毎日がある気がします」

ララさん(ブログ https://ameblo.jp/lala-koshiawase)

文/齋田多恵 写真提供/ララさん
※上記は、ララさん個人の経験談・感想です。