「現金プレゼント」がきっかけで「振り込め詐欺の受け子」に!?
これに騙されると、情報商材詐欺(「アフェリエイトのノウハウ」「FXの投資テクニック」などを手に入れるためにお金を支払ったにもかかわらず情報が返ってこない)や副業ビジネスなどのトラブルに巻き込まれることもあるそうです。
「過去に、ある大学生がこのようなツイートに騙されて4回も詐欺被害にあったうえ、闇バイトに加担しかけたという事件がありました。
DMで『1日に10万円稼げる仕事がありますが、手伝いませんか?』と勧誘され、大学生は『ラクに稼げるなら』と引き受けかけたのですが、これ実は振り込め詐欺の受け子の仕事だったんです」
加担する前に騙されていると気づいて断ったものの、加害者に身分証明書や学生証のコピーを渡していたため、それらを利用した脅迫が続いたといいます。結局、大学生は警察に被害届を提出してことなきを得ましたが、もし一度でも手伝ってしまうと、そこから抜けられない仕組みになっている、と佐々木さんは警鐘を鳴らします。
「Twitterのアカウントはなりすましであり、相手が誰なのかはわかりません。SNSを利用すれば、顔がバレることなく犯罪を実行できるのです。入り口はフォローやリツイートで指一本から気軽に始まりますが、そこから犯罪に巻き込まれてしまう。子どもはもちろん、大人も慎重に行動しなければなりません」
PROFILE 佐々木成三さん
元・埼玉県警察本部刑事部捜査第一課警部補。デジタル捜査班班長として、埼玉県内の重要事件(捜査本部)において、携帯電話の精査、各種ログの解析を行った。現在はスクールポリス理事として、中高生を対象にデジタル危機管理の指導に尽力。4月には新著『マンガでわかる! 小学生のためのスマホ・SNS防犯ガイド』(主婦と生活社)が発刊予定。
取材・文/望月琴海