毎週日曜日22時から二宮和也さんがDJをつとめるラジオ番組『BAY STORM』(bayfm)。リスナーの怒ったエピソードに回答する「激おこモーメント」のコーナーで、二宮さんが語った会話論が話題になっています。
自分の話に興味がなさそうな相手。その対処法とは?
事の発端は「人の話を聞かない、あるいは空返事な人が苦手」というリスナーから届いた相談。興味がなさそうに「ふーん」や「へぇー」などと相づちを打つ人と話していると、自分の話が「そんなに面白くないかな」と悲しくなるという内容でした。
これに対して二宮さんは、「僕、こういう人には基本的に言うんで。『全然興味ないな』って」と回答。相手が自分の話に興味がなさそうであれば、あえて言葉にして突っ込むと言います。
「明らかに気づいてるんですよ、自分も興味がないことに」と相手の心理状況を言及。そのうえで、「絶対笑いになるから大丈夫ですよ。こんな鉄板ないですよ」とアドバイス。自分が考えていることを不意打ちで指摘されたら、相手も思わず笑ってしまう、と語りました。
世の中に面白い話は少ない!?
相談者が話の面白さを気にしている点には、「面白くないとかじゃないんですよ。基本的に面白い話なんてめちゃくちゃ少ないですよ」とコメント。面白い話を持っていたとしても、せいぜい2、3つだと言います。
「あとは基本的に技術でどうにかしているわけじゃないですか、芸人さんだって」と、人を笑わせることを仕事とする芸人ですら、優れたトーク力があるだけで面白い話をしているわけではないと言及。「面白くないのかなという考え方はやめたほうがいいですよ。面白くないんですから」とアドバイスしていました。
さらに、「興味ないじゃん」と突っ込んだ後のことについても二宮さん独自の考えを展開。次に相手が話すタイミングになったときに自分も空返事をすれば、「お前も聞いてないやん」となるのが“流れ”としていいと言います。「そうなると自分もこれをやっていたのかと思うし」「構成を組めば大丈夫なんです」と、相手に気づいてもらいつつ、場の空気を和ませる方法を伝えていました。
雑談力を上げるには独り言を使いこなす
雑談に関しては、ひろゆきさんもYouTube配信でリスナーからの相談に答えています。
話が続くコツを教えてほしいという悩みに対して、「独り言の練習をしてみてください」と回答。相手がいようがいまいが喋り続けることができれば「周りに人がいても成立する会話になるんですよ」とひろゆきさんは言います。「雑談ってどうでもいい話をするので、面白くもないどうでもいい話をしてみてください」と、ひろゆきさん自身もやってみた方法をリスナーに伝授していました。
また、ひろゆきさんは「面白いことってそんなに言わなくてもいいんですよ」とコメント。自分の話を楽しそうに聞いてくれる人というだけで、楽しい会話相手だと人は認識してしまうのだそう。だからこそ「他人の雑談を面白いと思って聞くようにしてください」と助言していました。
人との会話では、つい話の中身を気にしてしまいがち。しかし、それよりもその場を楽しむ空気づくりが大切だと考えさせられます。会話の中身は面白くなくて当たり前だと思うくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
文/内田裕子 ※画像はイメージです