まもなくデビュー20周年を迎える女優・石原さとみさん。現在に至るまで第一線で活躍し続けた彼女は、今までどのように仕事と向き合ってきたのでしょうか。今回は、以前『ZIP!』(日本テレビ系)で放送された“石原さとみさんの仕事論”に注目してみました。

石原さとみさんの目標の立て方がスゴい

まずご紹介したいのが、石原さんが実践していた「目標の立て方」。じつは石原さんは20歳のときに65歳までの目標を決めていたそう。

 

その一例を挙げると“月9や化粧品のCMをやりたい”“ファッション誌やメイク誌の表紙を飾りたい”など…。何の商品か何の雑誌かまで事細かく目標を設定し、その目標を確認してみては「今こうしてないと、これは叶わない」「こんな膨大なことをしないと私の目標には達成できないのか」と追い詰められていたといいます。

 

もちろん明確な目標を立てることは、悪いことばかりではなくそれだけのメリットも。石原さんは「夢を明確にしてそれを意識してると目がついて情報が入ってくる」と語っており、結果的に20代で叶えたいものはびっくりするくらいに叶っていたとのこと。

 

それまでは目標を達成できていない自分を情けなく思うこともあったものの、最終的に「書いててよかった」と振り返っていました。

挫折や悩みに直面したときの克服法は…

また同番組では、石原さん流の「迷いの克服法」にも注目。今でこそ見ない日はないほど活躍している石原さんですが、そんな彼女にも挫折や悩みに直面する時期があったそうです。その障壁をどのように乗り越えたのでしょうか。

 

まず第一に挙げたのは、“悩みから逃げないこと”。悩みから目を背ける選択肢もあったなかで、石原さんは“同じことで悩みたくない”という考えから、その問題と正面から向き合ってきました。そして悩みを乗り越えた先にまったく違う悩みが出てきた際には、「自分の中でも成長してるな」と実感するそう。

 

これにはインタビュアーの水卜麻美アナウンサーも「悩み自体はあるけれども、同じことでグルグル悩むんじゃなくて、1個進んだというか…」と思わず感心。ネット上でも「新たな悩みを“成長”と捉える考え方が素敵」「当たり前のようでじつはそれが大切なんだよね」などの反響が相次いでいます。

今の仕事に固執していない?

石原さんといえば、以前に放送された『石原さとみのすっぴん旅inスペイン~世界一おいしい街で見せた女優の素顔~』(フジテレビ系)でも自身の仕事観について語ったことが。

 

番組スタッフから「“10年後どうなっていたい”とかありますか?」と聞かれた彼女は、「仕事はしてたいかな」と真剣な顔で語り始めます。

 

さらにスタッフから「それは女優の仕事ですか?」と振られた際には、「今とは違っててもいいと思ってる」と回答。「私いつも思うんだけど、目的(一生をかけて成し遂げたいこと)・目標(そのためにはどうしたらいいか)・経験過程(目標に達するにはどうしたらいいか)っていって、3つに分けるの…」と言葉を続け、自分の目的について“人を励ませる人間になりたい”と打ち明けていました。

 

その目的を念頭に掲げて、“女優”という仕事に打ち込んできたという石原さん。だからこそ、女優業以外にも人を多く励ませる人になれるのであれば、今の仕事に固執していないそうです。

 

どこまでも真っすぐな石原さんの仕事論。その信条を胸に、いつまでも輝き続けてほしいですね。

文/内田裕子 ※画像はイメージです