日々のご飯は「待ったなし」、だから大変
家事のなかで何が大変って、食事まわりのことですよね。掃除はさぼっても大丈夫だし、洗濯もなんとか空き時間を見つけてやれる。 でも、ご飯だけは、「明日まとめて」とはいきません。やってることを中断しても、倒れるほど疲れてても、後回しにはできない…そんな家事、ほかにはありません。
特に夕飯づくりはしんどい! 子どもと公園遊びでくたくたでも、仕事帰りに保育園の荷物で肩がちぎれそうでも、座る間もなくキッチンへ。かなり厳しい残業みたいないもんです。 疲れてたらメニューなんか思つかないし、カゴを持ってスーパーをさまよっても、買うものも決まらずにウロウロ…誰も思い当たるんじゃないでしょうか。 「夕飯作りをなんとかラクにしたい!」と常日頃考え、私自身もずいぶん工夫し、仕事(本の編集)でもよく取り上げてきました。 でも、私自身をいちばん救ってくれたのは、素晴らしいアイデアでも、時短テクニックでも、斬新なレシピでもなく、ミシュラン三ツ星のある料理人に聞いた考え方でした。