先日、まめ(6歳の息子の愛称)が私に問うてきました。

 

「ママってお仕事ばっかりしてるよね。僕と遊ぶよりお仕事が好きなの?」

 

おお!これってあの「私と仕事、どっちが大事なの!?」っていうやつじゃない!?

「僕と遊ぶよりお仕事が好き?」息子の“彼女風の台詞”にハッとする

よく聞くフレーズではあるけれど、実際にこんなことを口に出す人なんているわけがないと思っていた。

 

しかし考えてみれば、まだ社会のからくりもよくわかっていない6歳のまめにとって、「一緒に過ごしているのにママが仕事をしている」という状況は理解ができなくて当然かもしれません。在宅ワークは休みじゃないのよ、なんて説明したところでまだ難しいでしょうし…。

 

とはいえ、寂しい思いをさせないために私が気を遣って、夜間や早朝を仕事の時間に充てるなどという無理もできない。言葉で寂しさを伝えてくれた今こそが説明どきなのです。

 

さあ…なんと言って説明しよう。

横峰さん連載イラスト1

結局こう伝えるしかなかったのだけれど、シンプルでわかりやすかったようでまめは満足したようです。

 

語彙力のなさが功を奏したという、この…素直に喜べない感じ。

横峰さん連載イラスト2
文・イラスト/横峰沙弥香