もし夫が夜更かしをしていたら、あなたは注意しますか？ 先日、ネット上に「いつも眠そうにしてる夜更かし夫を何とかしたい…」という妻からのお悩みが寄せられていました。この問題、パートナーとしてどのように対処するべきなのでしょうか？

毎日夜中まで起きている夫…

まず、悩みの種になっている夜更かし夫の状況を確認していきましょう。妻の説明によると、夜中の1～3時に寝るのが習慣の夫は、休日になると昼過ぎまで起きてこないそうです。活発な5歳の子どもと遊んでほしいこともあって何度も起こしますが、夫は起きる素振りを見せません。

 

「起きない夫を子どもに見せるのは悪影響」「いつか健康を害する」と感じた彼女は、夫に早く寝てもらいたいのが本音。しかし「プライベートの時間だから口出ししない方がいいかも」と思う一面も。そこで周りにアドバイスをもらうため、SNS上に「夜更かし夫に口出しするべきですか？」とコメントしています。

 

相談者と同じく夜更かし夫に悩む妻は多く、「私の旦那も毎日夜中までゲームしてる…。いつか体を壊すからやめて欲しい」「単純に午前中を一緒に過ごせないのは寂しいです」などの声が目立ちました。

「自分だけの体じゃない」と認識させるべき！？

共感の声が続出する中、「夫に早く寝るよう注意するべき！」という意見も。理由を見ていくと、「起きてくれないことで、パートナーに負担をかけるのは問題。それを我慢するって普通におかしい」「寝不足って積み重なれば大きな病気につながる場合もある。家族にとってダメージ大だから、早めに改善させた方がいい」といったコメントも。

 

夫に「自分だけの体じゃない」と認識してもらうことが、夜更かしをやめさせる第1歩なのかもしれませんね。

 

しかし中には「自由にさせたほうが良い」と答える人もいました。口出ししない派からは、「夜更かしでストレスを発散しているなら、安易に注意しないほうがいいかも」「特に問題なく家事や育児をおこなえていれば文句なし」といった主張が。十分な睡眠時間を確保することが望ましいと思いつつも、夫の意思を尊重をする妻は少なくないようです。

つい夜更かしをする人は約7割…

夫の夜更かし問題を取り上げましたが、そもそも夜遅くまで起きている人はどのくらいいるのでしょうか。そこで、ここからは株式会社住環境研究所が以前に公開した「睡眠状況に関する実態調査」の結果に注目していきましょう。

 

同調査で回答者（30～70代）の睡眠状況を調べたところ、中年層の76％が“平日になんとなく夜更かししてしまう”と回答。高齢層も70％という結果なので、多数の人が夜遅くまで起きていることに。他には“平日の寝る時間が2時間以上変動する”“平日の睡眠時間は6時間未満”などの答えも多数寄せられていました。

 

ちなみに回答者の中には、「日常の規則性に乱れ」「体の不調」に発展しているケースも。「口出しする」or「しない」の判断は人によって違いますが、パートナーに適した対応を心がけたいものですね。

文／河井奈津
参照／株式会社住環境研究所「睡眠状況に関する実態調査」https://www.sekisuiheim.com/info/press/20190311.html