夫と一緒に会社を立ち上げ、各々が抱えていた仕事を「会社の業務」として共有するようになったことで、家事育児の分担が自然とできるようになったという話を以前書きました(※)。
もともと夫はフリーランスの編集者、私もフリーのイラストレーター。会社という形態にしたといっても仕事の内容自体は変わらないので、基本的には土日もなにもありません。
しかし子どもたちの日常は週休2日の一般的なスケジュールで動いているため、子どもたちをフォローしつつ隙を見て仕事をする他に方法はなく、気付けば「まったく仕事をしない日」というものがなくなっていた。
「夫婦で会社化して良かった!」人に話すのがちょっと恥ずかしいその理由
今日は休むと決めていても、電話がかかってきてしまったらすべてを投げ出して仕事最優先で動かなければならないというのは、今の業務形態上当たり前であるとしても。
まったく予定も立てられず、本当は最も優先しなければならないはずの子どもたちがどんどん後回しになり……これはよろしくない。
「要は今の業務形態を変えれば良いのだ」ということに気づいた私たちは週に1度、水曜日に休日を設けることにしました。
月曜日に締め切りが集中するという都合上、どうしても仕事が立て込んでしまう土日は仕事をする!と割りきって、はじめから水曜日には仕事が重ならないようスケジュールを調整し、大切な約束や予定はすべて水曜日に。
休日に大掛かりな外出がなかなかできないという欠点こそありますが、こればっかりはそれぞれの仕事も大切ですし。
いまのところはこのやり方で上手くいっています。
会社化して良かったことは数あれど、週に一度の完全な休みを作ることができたのはとても大きかった。それぞれがバラバラで仕事をしていたら、そんな選択肢すら思いつかなかったのではないかと思います。
社長と呼ばれるたびにニヤつく夫も良いです。